1. 問題の内容
異なる6個の玉を、指定された条件で組に分ける場合の数をそれぞれ求める。
2. 解き方の手順
(1) 3個, 2個, 1個の3組に分ける。
6個から3個を選ぶ組み合わせは 通り。
残りの3個から2個を選ぶ組み合わせは 通り。
残りの1個は自動的に決まる。
したがって、求める場合の数は、
通り。
(2) 2個ずつの3組に分ける。
6個から2個を選ぶ組み合わせは 通り。
残りの4個から2個を選ぶ組み合わせは 通り。
残りの2個は自動的に決まる。
ただし、同じ個数の組なので、組の順番は区別しない。
したがって、組の並び順(3! = 6)で割る必要がある。
求める場合の数は、
通り。
(3) A, Bの2組に分ける。ただし、0個の組があってもよいものとする。
それぞれの玉について、AかBのどちらかの組に入れるかの2通りの選択肢がある。
したがって、通り。
(4) 2組に分ける。ただし、0個の組はないものとする。
(3)より、64通りある。
ここから、すべての玉がAに入る場合と、すべての玉がBに入る場合を除く必要がある。
したがって、通り。
また、組に名前がついていないため、AとBを入れ替えた場合も同じ分け方とみなす必要がある。
したがって、通り。
(5) 3組に分ける。ただし、0個の組はないものとする。
3組に分ける方法としては、
(4,1,1), (3,2,1), (2,2,2)の3パターンが考えられる。
(i) (4,1,1)の場合:
4個の組を選ぶ方法は通り。残りの2個から1個を選ぶ方法は通り。残りの1個は自動的に決まる。
ただし、1個の組は区別しないため、2!で割る必要がある。
通り。
(ii) (3,2,1)の場合:
3個の組を選ぶ方法は通り。残りの3個から2個を選ぶ方法は通り。残りの1個は自動的に決まる。
通り。
(iii) (2,2,2)の場合:
すでに(2)で計算済み。15通り。
合計すると、通り。
3. 最終的な答え
(1) 60通り
(2) 15通り
(3) 64通り
(4) 31通り
(5) 90通り