$AB = x-1, BC = x, CA = x+1$ である $\triangle ABC$ において、$\cos B = \frac{2}{7}$ であるとき、次の問いに答える。 (1) 余弦定理を用いて、$x$ の値を求める。 (2) (1) の結果を用いて、$\triangle ABC$ の内接円の半径 $r$ を求める。

幾何学余弦定理三角形ヘロンの公式内接円面積
2025/6/25

1. 問題の内容

AB=x1,BC=x,CA=x+1AB = x-1, BC = x, CA = x+1 である ABC\triangle ABC において、cosB=27\cos B = \frac{2}{7} であるとき、次の問いに答える。
(1) 余弦定理を用いて、xx の値を求める。
(2) (1) の結果を用いて、ABC\triangle ABC の内接円の半径 rr を求める。

2. 解き方の手順

(1) 余弦定理より、
CA2=AB2+BC22ABBCcosBCA^2 = AB^2 + BC^2 - 2 \cdot AB \cdot BC \cdot \cos B
(x+1)2=(x1)2+x22(x1)x27(x+1)^2 = (x-1)^2 + x^2 - 2(x-1)x \cdot \frac{2}{7}
x2+2x+1=x22x+1+x247(x2x)x^2 + 2x + 1 = x^2 - 2x + 1 + x^2 - \frac{4}{7}(x^2 - x)
x24x=47(x2x)x^2 - 4x = \frac{4}{7}(x^2 - x)
7x228x=4x24x7x^2 - 28x = 4x^2 - 4x
3x224x=03x^2 - 24x = 0
3x(x8)=03x(x - 8) = 0
x=0x = 0 または x=8x = 8
x>2x > 2 より、x=8x = 8
(2) AB=81=7,BC=8,CA=9AB = 8-1 = 7, BC = 8, CA = 9
s=7+8+92=242=12s = \frac{7+8+9}{2} = \frac{24}{2} = 12
ヘロンの公式より、ABC\triangle ABC の面積 SS
S=s(sa)(sb)(sc)=12(127)(128)(129)=12543=720=125S = \sqrt{s(s-a)(s-b)(s-c)} = \sqrt{12(12-7)(12-8)(12-9)} = \sqrt{12 \cdot 5 \cdot 4 \cdot 3} = \sqrt{720} = 12\sqrt{5}
内接円の半径 rr について、S=rsS = rs より
125=12r12\sqrt{5} = 12r
r=5r = \sqrt{5}

3. 最終的な答え

(1) x=8x = 8
(2) r=5r = \sqrt{5}

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