表は事業別の売上高比率を示している(単位は%)。2018年のコンテンツ事業の売上高が2016年の1.2倍だった場合、2018年の全体の売上高は2016年の全体の売上高のおよそ何倍になるか、選択肢の中から最も近いものを選ぶ。
2025/6/25
1. 問題の内容
表は事業別の売上高比率を示している(単位は%)。2018年のコンテンツ事業の売上高が2016年の1.2倍だった場合、2018年の全体の売上高は2016年の全体の売上高のおよそ何倍になるか、選択肢の中から最も近いものを選ぶ。
2. 解き方の手順
まず、2016年と2018年の全事業の売上高比率を合計する。
2016年の合計:
2018年の合計:
したがって、全事業の合計売上高比率は2016年、2018年ともに100%である。
2018年のコンテンツ事業の売上高が2016年の1.2倍であるという条件を考慮する。
ここで、2016年のコンテンツ事業の売上高を 、2018年のコンテンツ事業の売上高を 、全体の売上高を とする。問題文より、 である。
2016年の各事業の売上高を (iは各事業)と表すと、全売上高は である。同様に、2018年の各事業の売上高を と表すと、である。
問題文では、売上高比率の形で与えられているので、2016年の各事業の売上高を46.3, 40.2, 12.5, 1.0とする。2018年のコンテンツ事業の売上高は、となる。他の事業の売上高はそのまま36.8, 10.7, 2.2とする。
2018年の売上高合計は、となる。
したがって、2018年の全体の売上高は2016年の全体の売上高の、倍となる。
ここで、コンテンツ事業の売上高が1.2倍になった場合の影響を考慮する。
2016年の全体の売上高を100とする。2016年のコンテンツ事業の売上高は46.3である。
2018年のコンテンツ事業の売上高が2016年の1.2倍になると、46.3 * 1.2 = 55.56 となる。
2018年の他の事業の売上高の比率は、合計で 100 - 50.3 = 49.7 である。比率ではなく実際の売上高で計算すると、コンテンツ事業以外は2016年から変わらないと仮定して、2018年の全売上高は、55.56 + (100 - 46.3) = 55.56 + 53.7 = 109.26となる。
全体の売上高の比率は、109.26 / 100 = 1.0926倍となる。しかし、実際にはコンテンツ事業以外の比率も異なっているので、この計算は厳密には正しくない。
コンテンツ事業以外の比率が変化しないという仮定をおくと、
2016年のコンテンツ事業以外の事業の比率を合計すると、
コンテンツ事業が1.2倍になったとき、全体を100%にすると、
つまり2018年の各比率の合計は100となるので
全事業の比率の合計はどちらも100なので、コンテンツ事業以外の比率変化は重要でない。
コンテンツ事業が2016年の1.2倍になるので
元の2018年のコンテンツ事業比率は50.3だったので、その差は
したがって、
コンテンツ事業の比率が1.2倍になったことによって、全体の比率が約1.05倍になる。
答えは1.1倍が最も近い。
3. 最終的な答え
1.1倍