2次方程式 $-x^2 + 4x + 2 = 0$ の2つの解を $\alpha, \beta$ とするとき、$\frac{1}{\alpha}, \frac{1}{\beta}$ を解とし、$x^2$ の係数が1である2次方程式を求めよ。

代数学二次方程式解と係数の関係方程式の解
2025/6/25

1. 問題の内容

2次方程式 x2+4x+2=0-x^2 + 4x + 2 = 0 の2つの解を α,β\alpha, \beta とするとき、1α,1β\frac{1}{\alpha}, \frac{1}{\beta} を解とし、x2x^2 の係数が1である2次方程式を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次方程式を整理します。
x2+4x+2=0-x^2 + 4x + 2 = 01-1 を掛けて、x24x2=0x^2 - 4x - 2 = 0 とします。
この2次方程式の解が α,β\alpha, \beta なので、解と係数の関係より、
α+β=4\alpha + \beta = 4
αβ=2\alpha\beta = -2
が成り立ちます。
次に、1α,1β\frac{1}{\alpha}, \frac{1}{\beta} を解とする2次方程式を求めます。
1α+1β=α+βαβ=42=2\frac{1}{\alpha} + \frac{1}{\beta} = \frac{\alpha + \beta}{\alpha\beta} = \frac{4}{-2} = -2
1α1β=1αβ=12=12\frac{1}{\alpha}\cdot\frac{1}{\beta} = \frac{1}{\alpha\beta} = \frac{1}{-2} = -\frac{1}{2}
求める2次方程式を x2+px+q=0x^2 + px + q = 0 とすると、解と係数の関係より、
(1α+1β)=p-\left(\frac{1}{\alpha} + \frac{1}{\beta}\right) = p
1α1β=q\frac{1}{\alpha}\cdot\frac{1}{\beta} = q
したがって、
p=(2)=2p = -(-2) = 2
q=12q = -\frac{1}{2}
よって、求める2次方程式は
x2+2x12=0x^2 + 2x - \frac{1}{2} = 0
となります。分数を避けるために2倍すると 2x2+4x1=02x^2+4x-1=0となりますが、問題文にx^2の係数が1と指示があるので、x2+2x12=0x^2 + 2x - \frac{1}{2} = 0が答えとなります。

3. 最終的な答え

x2+2x12=0x^2 + 2x - \frac{1}{2} = 0

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