放物線 $y = -x^2$ と直線 $y = -x - 2$ で囲まれた図形の面積 $S$ を求める問題です。

解析学積分面積放物線直線
2025/6/25

1. 問題の内容

放物線 y=x2y = -x^2 と直線 y=x2y = -x - 2 で囲まれた図形の面積 SS を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、2つのグラフの交点の xx 座標を求めます。
x2=x2-x^2 = -x - 2
x2x2=0x^2 - x - 2 = 0
(x2)(x+1)=0(x-2)(x+1) = 0
よって、x=2,1x = 2, -1 となります。
したがって、積分範囲は 1x2-1 \leq x \leq 2 です。
次に、積分する関数を決定します。積分範囲において、y=x2y = -x - 2 の方が y=x2y = -x^2 よりも下にあるため、積分する関数は
x2(x2)=x2+x+2-x^2 - (-x - 2) = -x^2 + x + 2
となります。
したがって、面積 SS
S=12(x2+x+2)dxS = \int_{-1}^{2} (-x^2 + x + 2) dx
S=[13x3+12x2+2x]12S = \left[ -\frac{1}{3}x^3 + \frac{1}{2}x^2 + 2x \right]_{-1}^{2}
S=(13(2)3+12(2)2+2(2))(13(1)3+12(1)2+2(1))S = \left( -\frac{1}{3}(2)^3 + \frac{1}{2}(2)^2 + 2(2) \right) - \left( -\frac{1}{3}(-1)^3 + \frac{1}{2}(-1)^2 + 2(-1) \right)
S=(83+2+4)(13+122)S = \left( -\frac{8}{3} + 2 + 4 \right) - \left( \frac{1}{3} + \frac{1}{2} - 2 \right)
S=83+61312+2S = -\frac{8}{3} + 6 - \frac{1}{3} - \frac{1}{2} + 2
S=9312+8S = -\frac{9}{3} - \frac{1}{2} + 8
S=312+8S = -3 - \frac{1}{2} + 8
S=512S = 5 - \frac{1}{2}
S=10212S = \frac{10}{2} - \frac{1}{2}
S=92S = \frac{9}{2}

3. 最終的な答え

S=92S = \frac{9}{2}

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