3つの2次関数 $y=x^2+ax+b$、 $y=x^2+cx+d$、 $y=x^2+ex+f$ が与えられています。 これらのグラフの位置関係が図示されており、以下の問いに答えます。 (1)(i) $a-c$ と 0 の大小関係、 $b-d$ と 0 の大小関係を比較し、1~3の選択肢から適切なものを選びます。 (1)(ii) $a$, $c$, $e$ の符号の組み合わせとして正しいものを、表の1~8から選びます。 (2) 3番目のグラフを $x$ 軸方向に 4, $y$ 軸方向に 1 だけ平行移動すると、1番目のグラフと重なる時、$e$ と $f$ を $a$ と $b$ で表します。

代数学二次関数グラフ平行移動関数の決定
2025/6/26

1. 問題の内容

3つの2次関数 y=x2+ax+by=x^2+ax+by=x2+cx+dy=x^2+cx+dy=x2+ex+fy=x^2+ex+f が与えられています。
これらのグラフの位置関係が図示されており、以下の問いに答えます。
(1)(i) aca-c と 0 の大小関係、 bdb-d と 0 の大小関係を比較し、1~3の選択肢から適切なものを選びます。
(1)(ii) aa, cc, ee の符号の組み合わせとして正しいものを、表の1~8から選びます。
(2) 3番目のグラフを xx 軸方向に 4, yy 軸方向に 1 だけ平行移動すると、1番目のグラフと重なる時、eeffaabb で表します。

2. 解き方の手順

(1)(i)
* y=x2+ax+by=x^2+ax+by=x2+cx+dy=x^2+cx+d のグラフの軸が同じであることから、x=a2x = -\frac{a}{2} = x=c2x = -\frac{c}{2} となるので、a=ca=c が成り立ちます。よって、ac=0a-c = 0 となります。したがって、選択肢 2 (=) が当てはまります。
* グラフより、y=x2+ax+by=x^2+ax+byy 切片 (bb) が、y=x2+cx+dy=x^2+cx+dyy 切片 (dd) よりも大きいことがわかります。したがって、b>db > d となり、bd>0b - d > 0 が成り立ちます。したがって、選択肢 3 (>) が当てはまります。
(1)(ii)
* y=x2+ax+by=x^2+ax+b のグラフは下に凸で、軸が yy 軸の左側にあるので、a2<0-\frac{a}{2} < 0 、つまり、a>0a > 0
* y=x2+cx+dy=x^2+cx+d のグラフは下に凸で、軸が yy 軸の左側にあるので、c2<0-\frac{c}{2} < 0 、つまり、c>0c > 0
* y=x2+ex+fy=x^2+ex+f のグラフは下に凸で、軸が yy 軸の右側にあるので、e2>0-\frac{e}{2} > 0 、つまり、e<0e < 0
* したがって、a>0,c>0,e<0a>0, c>0, e<0 となり、表の選択肢 2 が当てはまります。
(2)
* y=x2+ex+fy = x^2 + ex + f のグラフを xx 軸方向に 4, yy 軸方向に 1 だけ平行移動したグラフは、
y1=(x4)2+e(x4)+fy - 1 = (x - 4)^2 + e(x - 4) + f
y=x28x+16+ex4e+f+1y = x^2 - 8x + 16 + ex - 4e + f + 1
y=x2+(e8)x+(164e+f+1)y = x^2 + (e - 8)x + (16 - 4e + f + 1)
となります。
* これが y=x2+ax+by = x^2 + ax + b と一致するので、
e8=ae - 8 = a
164e+f+1=b16 - 4e + f + 1 = b
が成り立ちます。
* e=a+8e = a + 8
f=b17+4e=b17+4(a+8)=b17+4a+32=4a+b+15f = b - 17 + 4e = b - 17 + 4(a + 8) = b - 17 + 4a + 32 = 4a + b + 15

3. 最終的な答え

(1)(i)
aca-c (2) 0, bdb-d (3) 0
(1)(ii)
2
(2)
e=a+8e = a + 8
f=4a+b+15f = 4a + b + 15

「代数学」の関連問題

与えられた2つの式をそれぞれ因数分解します。 式1: $x^2 - 5x + 6$ 式2: $5x^2 - 80$

因数分解二次式共通因子差の平方
2025/6/26

次の方程式を解いて、$x$ の値を求めます。 $\frac{7x-3}{4} = \frac{2}{3}x$

一次方程式方程式分数
2025/6/26

ゆりあさんと、のどかさんの会話文に関する問題です。 5x5の表に1から25の整数が順番に並べられています。縦横2x2の正方形を考え、その中の4つの整数について、下2つの数の積から上2つの数の積を引くと...

整数の性質計算式の展開証明
2025/6/26

(1) $a = \frac{1}{7}$、 $b = 19$ のとき、$ab^2 - 81a$ の値を求める。 (2) 展開を利用して、 $77 \times 83$ を計算する。

式の計算因数分解代入展開数値計算
2025/6/26

問題11は、$x^2 + 7x + a$ が自然数 $b, c$ を用いて $(x+b)(x+c)$ と因数分解できるような定数 $a$ の値を全て求める問題です。

因数分解二次方程式整数
2025/6/26

与えられた4つの複素数の絶対値をそれぞれ求めます。複素数は順に $4i$, $3+i$, $3-i$, $-1-3i$ です。

複素数絶対値複素平面
2025/6/26

画像には、以下の2種類の問題があります。 * 2: 式の展開(6問) * 3: 式の因数分解(7問)

式の展開因数分解分配法則共通因数完全平方差の平方
2025/6/26

関数 $f(x) = \frac{2}{x}$ と $g(x) = 3x^2 + 1$ が与えられています。合成関数 $(g \circ f)(x)$ と $(f \circ g)(x)$ をそれぞれ...

関数合成関数代入
2025/6/26

$\log_3 2$, $\log_9 6$, $\frac{1}{2}$ の大小を不等号を用いて表してください。

対数大小比較対数の性質底の変換
2025/6/26

2次方程式 $2x^2 + 3x - 1 = 0$ の2つの解を$\alpha, \beta$とするとき、次の値を求めます。 (1) $\alpha^2 \beta + \alpha \beta^2$...

二次方程式解と係数の関係式の計算
2025/6/26