ゆりあさんと、のどかさんの会話文に関する問題です。 5x5の表に1から25の整数が順番に並べられています。縦横2x2の正方形を考え、その中の4つの整数について、下2つの数の積から上2つの数の積を引くと、その差が10の倍数になるという規則があることを述べています。 (1) 空欄ア、イ、ウに当てはまる数を答える。 (2) この規則が成り立つことを証明する穴埋め問題です。

代数学整数の性質計算式の展開証明
2025/6/26

1. 問題の内容

ゆりあさんと、のどかさんの会話文に関する問題です。
5x5の表に1から25の整数が順番に並べられています。縦横2x2の正方形を考え、その中の4つの整数について、下2つの数の積から上2つの数の積を引くと、その差が10の倍数になるという規則があることを述べています。
(1) 空欄ア、イ、ウに当てはまる数を答える。
(2) この規則が成り立つことを証明する穴埋め問題です。

2. 解き方の手順

(1)
ア:下2つの数の積を求める。12×13=15612 \times 13 = 156。したがって、ア = 156。
イ:上2つの数の積を求める。7×8=567 \times 8 = 56。したがって、イ = 56。
ウ:下2つの数の積から上2つの数の積を引く。15656=100156 - 56 = 100。したがって、ウ = 100。
(2)
左上の整数を nn とすると、2x2の正方形の4つの整数は、
nn
n+1n+1
n+5n+5
n+6n+6
と表される。
下2つの数の積は、(n+5)(n+6)=n2+11n+30(n+5)(n+6) = n^2 + 11n + 30
上2つの数の積は、n(n+1)=n2+nn(n+1) = n^2 + n
下2つの数の積から上2つの数の積を引くと、
(n2+11n+30)(n2+n)=n2+11n+30n2n=10n+30=10(n+3)(n^2 + 11n + 30) - (n^2 + n) = n^2 + 11n + 30 - n^2 - n = 10n + 30 = 10(n+3)
これは10の倍数である。

3. 最終的な答え

(1)
ア = 156
イ = 56
ウ = 100
(2)
縦、横2つずつの正方形の形に並んでいる4つの整数のうち、左上の整数をnnとすると、4つの整数はnn, n+1n+1, n+5n+5, n+6n+6と表せる。
下2つの数の積は(n+5)(n+6)=n2+11n+30(n+5)(n+6)= n^2 + 11n + 30、上2つの数の積はn(n+1)=n2+nn(n+1)= n^2 + n
よって、下2つの数の積から上2つの数の積を引くと、
(n2+11n+30)(n2+n)=10n+30=10(n+3)(n^2 + 11n + 30) - (n^2 + n) = 10n + 30 = 10(n+3)となり、これは10の倍数である。
よって、表の中の縦、横2つずつの正方形の形に並んでいる4つの整数において、下2つの数の積から上2つの数の積をひくと、その差は10の倍数になる。