ある道路沿道の民家におけるA特性騒音レベルの標本(n=121)の平均値が64.1dBであった。母集団の分散$\sigma^2=6.5^2$が既知であるとき、母集団の代表値$\mu$が、有意水準5%で騒音対策目標値$\mu_0=65$dBを有意に達成できていると言えるかを検定したい。この検定における帰無仮説$H_0$と対立仮説$H_1$の正しい組み合わせを選択する問題である。

確率論・統計学仮説検定母平均有意水準標本平均帰無仮説対立仮説
2025/6/26

1. 問題の内容

ある道路沿道の民家におけるA特性騒音レベルの標本(n=121)の平均値が64.1dBであった。母集団の分散σ2=6.52\sigma^2=6.5^2が既知であるとき、母集団の代表値μ\muが、有意水準5%で騒音対策目標値μ0=65\mu_0=65dBを有意に達成できていると言えるかを検定したい。この検定における帰無仮説H0H_0と対立仮説H1H_1の正しい組み合わせを選択する問題である。

2. 解き方の手順

まず、問題文から、騒音対策目標値65dBを「有意に達成できているか」を検定したい、ということがわかります。
これは、母集団の平均値μ\muが65dBよりも小さいかどうかを調べたい、ということを意味します。
帰無仮説H0H_0は、否定したい仮説であり、「騒音対策目標値を達成できていない」という仮説を立てます。つまりμμ0\mu \geq \mu_0となります。しかし選択肢にはμμ0\mu \geq \mu_0がないため、μ=μ0\mu = \mu_0という帰無仮説を立てます。
対立仮説H1H_1は、帰無仮説が正しくない場合に主張したい仮説であり、「騒音対策目標値を達成できている」という仮説を立てます。つまりμ<μ0\mu < \mu_0となります。
したがって、H0:μ=μ0H_0 : \mu = \mu_0H1:μ<μ0H_1 : \mu < \mu_0が正しい組み合わせとなります。

3. 最終的な答え

2

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