## (2) の問題
1. 問題の内容
不等式 を証明し、等号が成り立つ場合を調べる。
2. 解き方の手順
与えられた不等式を変形していく。
平方完成を行う。
実数の二乗は常に0以上なので、この不等式は常に成り立つ。
等号が成り立つのは、 かつ のとき、つまり かつ のとき。
3. 最終的な答え
不等式 は成り立つ。
等号が成り立つのは かつ のとき。
## (3) の問題
1. 問題の内容
ならば となることを証明する。
2. 解き方の手順
を移項すると、 となる。
これを因数分解すると、 となる。
ここで、 かつ より、 である。
したがって、 でなければならない。
なぜなら、 であり、 であるためには、 も0以上でなければならないからである。
より、 が成り立つ。
3. 最終的な答え
ならば が成り立つ。
## (4) の問題
1. 問題の内容
を実数とするとき、不等式 を証明し、等号が成り立つ場合を調べる。
2. 解き方の手順
ヒントに従い、両辺の2乗の差を考える。
は の絶対値なので、 が常に成り立つ。
したがって、 となる。
よって、 である。
かつ であるから、(3) の結果より、
が成り立つ。
等号が成り立つのは、 のとき、つまり のときである。
3. 最終的な答え
不等式 は成り立つ。
等号が成り立つのは のとき。
言い換えると、 と が同符号またはどちらかが0のとき。