長さが8cmの線分AB上を点PがAからBまで動くとき、APとPBをそれぞれ1辺とする正方形の面積の和が36cm$^2$になるのは、点PがAから何cm動いたときか求める。

代数学二次方程式正方形解の公式平方根
2025/6/26

1. 問題の内容

長さが8cmの線分AB上を点PがAからBまで動くとき、APとPBをそれぞれ1辺とする正方形の面積の和が36cm2^2になるのは、点PがAから何cm動いたときか求める。

2. 解き方の手順

点PがAからxx cm動いたとすると、AP = xx cm、PB = (8x)(8-x) cmとなる。
APを1辺とする正方形の面積はx2x^2 cm2^2、PBを1辺とする正方形の面積は(8x)2(8-x)^2 cm2^2となる。
これらの面積の和が36cm2^2になるので、次の式が成り立つ。
x2+(8x)2=36x^2 + (8-x)^2 = 36
この方程式を解く。
x2+(6416x+x2)=36x^2 + (64 - 16x + x^2) = 36
2x216x+64=362x^2 - 16x + 64 = 36
2x216x+28=02x^2 - 16x + 28 = 0
x28x+14=0x^2 - 8x + 14 = 0
解の公式を用いる。
x=b±b24ac2ax = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a}
x=8±(8)24(1)(14)2(1)x = \frac{8 \pm \sqrt{(-8)^2 - 4(1)(14)}}{2(1)}
x=8±64562x = \frac{8 \pm \sqrt{64 - 56}}{2}
x=8±82x = \frac{8 \pm \sqrt{8}}{2}
x=8±222x = \frac{8 \pm 2\sqrt{2}}{2}
x=4±2x = 4 \pm \sqrt{2}
4+24+1.414=5.4144 + \sqrt{2} \approx 4 + 1.414 = 5.414
4241.414=2.5864 - \sqrt{2} \approx 4 - 1.414 = 2.586
いずれも0から8の間にあり、問題に適している。

3. 最終的な答え

点PがAから (4+2)(4 + \sqrt{2}) cm または (42)(4 - \sqrt{2}) cm 動いたとき。
近似値で答えるならば、約5.4 cm または 約2.6 cm 動いたとき。

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