一辺が20cmの正方形の紙から図1のように四隅を切り取って、図2のようなフタ付きの直方体の箱を作る。箱の底面積が72 cm²であるとき、箱の高さを求める。

代数学二次方程式応用問題幾何
2025/6/26

1. 問題の内容

一辺が20cmの正方形の紙から図1のように四隅を切り取って、図2のようなフタ付きの直方体の箱を作る。箱の底面積が72 cm²であるとき、箱の高さを求める。

2. 解き方の手順

箱の高さを xx cmとする。
箱の底面の縦の長さは 202x20 - 2x cm、横の長さも 202x20 - 2x cmとなる。
箱の底面積は 72cm272 cm^2なので、
(202x)(202x)=72(20 - 2x)(20-2x) = 72
(202x)2=72(20 - 2x)^2 = 72
40080x+4x2=72400 - 80x + 4x^2 = 72
4x280x+328=04x^2 - 80x + 328 = 0
x220x+82=0x^2 - 20x + 82 = 0
二次方程式の解の公式を用いて、xxを求める。
x=b±b24ac2ax = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a}
x=20±(20)24(1)(82)2(1)x = \frac{20 \pm \sqrt{(-20)^2 - 4(1)(82)}}{2(1)}
x=20±4003282x = \frac{20 \pm \sqrt{400 - 328}}{2}
x=20±722x = \frac{20 \pm \sqrt{72}}{2}
x=20±622x = \frac{20 \pm 6\sqrt{2}}{2}
x=10±32x = 10 \pm 3\sqrt{2}
xx は正の値なので、x=1032x = 10 - 3\sqrt{2} または x=10+32x = 10 + 3\sqrt{2} となる。
3231.414=4.2423\sqrt{2} \approx 3 * 1.414 = 4.242 であるので、10325.75810 - 3\sqrt{2} \approx 5.758 であり、10+3214.24210 + 3\sqrt{2} \approx 14.242である。
ここで、202x>020 - 2x > 0 より、x<10x < 10 である必要がある。したがって、x=1032x = 10 - 3\sqrt{2}が解となる。

3. 最終的な答え

103210 - 3\sqrt{2} cm

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