三角形ABCにおいて、$sin A : sin B : sin C = 7:5:3$であるとき、角Aの大きさと、辺ACを直径とする円の面積が三角形ABCの面積の何倍になるかを求めよ。

幾何学三角比正弦定理余弦定理三角形の面積円の面積
2025/6/26

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、sinA:sinB:sinC=7:5:3sin A : sin B : sin C = 7:5:3であるとき、角Aの大きさと、辺ACを直径とする円の面積が三角形ABCの面積の何倍になるかを求めよ。

2. 解き方の手順

まず、正弦定理より、a:b:c=sinA:sinB:sinCa:b:c = sinA : sinB : sinCなので、a:b:c=7:5:3a:b:c = 7:5:3となる。
したがって、a=7k,b=5k,c=3ka=7k, b=5k, c=3kとおける。
次に、余弦定理を用いて角Aを求める。
cosA=b2+c2a22bccosA = \frac{b^2 + c^2 - a^2}{2bc}
cosA=(5k)2+(3k)2(7k)225k3kcosA = \frac{(5k)^2 + (3k)^2 - (7k)^2}{2 \cdot 5k \cdot 3k}
cosA=25k2+9k249k230k2cosA = \frac{25k^2 + 9k^2 - 49k^2}{30k^2}
cosA=15k230k2cosA = \frac{-15k^2}{30k^2}
cosA=12cosA = -\frac{1}{2}
よって、A=120A = 120^\circ
次に、三角形ABCの面積をSとする。
S=12bcsinAS = \frac{1}{2}bc sinA
S=12(5k)(3k)sin120S = \frac{1}{2}(5k)(3k)sin120^\circ
S=152k232S = \frac{15}{2}k^2 \frac{\sqrt{3}}{2}
S=1534k2S = \frac{15\sqrt{3}}{4}k^2
ACを直径とする円の半径をrとすると、2r=b=5k2r = b = 5kなので、r=52kr = \frac{5}{2}kとなる。
円の面積をTとすると、
T=πr2T = \pi r^2
T=π(52k)2T = \pi (\frac{5}{2}k)^2
T=π254k2T = \pi \frac{25}{4}k^2
円の面積が三角形ABCの面積の何倍かを求める。
TS=π254k21534k2\frac{T}{S} = \frac{\pi \frac{25}{4}k^2}{\frac{15\sqrt{3}}{4}k^2}
TS=25π153\frac{T}{S} = \frac{25\pi}{15\sqrt{3}}
TS=5π33\frac{T}{S} = \frac{5\pi}{3\sqrt{3}}
TS=53π9\frac{T}{S} = \frac{5\sqrt{3}\pi}{9}

3. 最終的な答え

A=120A = 120^\circ
辺ACを直径とする円の面積は三角形ABCの面積の539π\frac{5\sqrt{3}}{9}\pi倍である。

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