$a > 0$とする。2つの直線 $ax + (1-a)y = 1$ と $(2+a)x - y = 2$ について、これらの2直線が平行であるときの $a$ の値と、直交しているときの $a$ の値をそれぞれ求めよ。

代数学直線傾き平行直交二次方程式
2025/6/26

1. 問題の内容

a>0a > 0とする。2つの直線 ax+(1a)y=1ax + (1-a)y = 1(2+a)xy=2(2+a)x - y = 2 について、これらの2直線が平行であるときの aa の値と、直交しているときの aa の値をそれぞれ求めよ。

2. 解き方の手順

まず、それぞれの直線の方程式を y=mx+ny = mx + n の形に変形する。
1つ目の直線: ax+(1a)y=1ax + (1-a)y = 1 より、
(1a)y=ax+1(1-a)y = -ax + 1
y=a1ax+11ay = \frac{-a}{1-a}x + \frac{1}{1-a}
ただし、a1a \neq 1
2つ目の直線: (2+a)xy=2(2+a)x - y = 2 より、
y=(2+a)x2y = (2+a)x - 2
(1) 2直線が平行である条件は、傾きが等しいことである。したがって、
a1a=2+a\frac{-a}{1-a} = 2+a
a=(2+a)(1a)-a = (2+a)(1-a)
a=22a+aa2-a = 2 - 2a + a - a^2
a=2aa2-a = 2 - a - a^2
a2=2a^2 = 2
a=±2a = \pm \sqrt{2}
a>0a>0 より a=2a = \sqrt{2}.
a=1a=1の場合、ax+(1a)y=1ax+(1-a)y=1x=1x=1となり、y=(2+a)x2y=(2+a)x-2と平行にはなり得ない。
よって、a=2a=\sqrt{2}は条件を満たす。
(2) 2直線が直交する条件は、傾きの積が 1-1 であることである。したがって、
a1a×(2+a)=1\frac{-a}{1-a} \times (2+a) = -1
a(2+a)1a=1\frac{-a(2+a)}{1-a} = -1
a(2+a)=(1a)-a(2+a) = -(1-a)
2aa2=1+a-2a - a^2 = -1 + a
a2+3a1=0a^2 + 3a - 1 = 0
a=3±324(1)(1)2(1)a = \frac{-3 \pm \sqrt{3^2 - 4(1)(-1)}}{2(1)}
a=3±9+42a = \frac{-3 \pm \sqrt{9 + 4}}{2}
a=3±132a = \frac{-3 \pm \sqrt{13}}{2}
a>0a>0 より a=3+132a = \frac{-3 + \sqrt{13}}{2}

3. 最終的な答え

平行であるときの aa の値: a=2a = \sqrt{2}
直交しているときの aa の値: a=3+132a = \frac{-3 + \sqrt{13}}{2}

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