水平な地面上の地点Cに垂直に塔が立っている。地点Pから塔の先端を見上げた角度が60°であり、直線CP上で地点CからPを越えて遠ざかった地点をQとする。PQ = xとし、Qから塔の先端を見上げた角度が45°であるとき、塔の高さをxを用いて表す。

幾何学三角比高さ角度tan図形問題
2025/6/26

1. 問題の内容

水平な地面上の地点Cに垂直に塔が立っている。地点Pから塔の先端を見上げた角度が60°であり、直線CP上で地点CからPを越えて遠ざかった地点をQとする。PQ = xとし、Qから塔の先端を見上げた角度が45°であるとき、塔の高さをxを用いて表す。

2. 解き方の手順

塔の高さをhとする。
CPの長さをyとする。
CPQは一直線上にあるので、CQの長さはx + yとなる。
地点Pから塔の先端を見上げた角度が60°なので、tan60=hy\tan{60^\circ} = \frac{h}{y}が成り立つ。
よって、y=htan60=h3y = \frac{h}{\tan{60^\circ}} = \frac{h}{\sqrt{3}}
地点Qから塔の先端を見上げた角度が45°なので、tan45=hx+y\tan{45^\circ} = \frac{h}{x+y}が成り立つ。
よって、x+y=htan45=hx+y = \frac{h}{\tan{45^\circ}} = h
y=h3y = \frac{h}{\sqrt{3}}x+y=hx+y=hに代入すると、x+h3=hx + \frac{h}{\sqrt{3}} = hとなる。
これをhについて解くと、x=hh3=h(113)=h(313)x = h - \frac{h}{\sqrt{3}} = h(1 - \frac{1}{\sqrt{3}}) = h(\frac{\sqrt{3} - 1}{\sqrt{3}})となる。
よって、h=331xh = \frac{\sqrt{3}}{\sqrt{3} - 1}x
分母を有理化すると、h=3(3+1)(31)(3+1)x=3+331x=3+32xh = \frac{\sqrt{3}(\sqrt{3} + 1)}{(\sqrt{3} - 1)(\sqrt{3} + 1)}x = \frac{3 + \sqrt{3}}{3 - 1}x = \frac{3 + \sqrt{3}}{2}x

3. 最終的な答え

塔の高さは3+32x\frac{3 + \sqrt{3}}{2}xである。

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