Dの座標を(x, y, z)とします。正四面体の辺の長さはすべて等しいので、以下の関係式が成り立ちます。
AD2=BD2=CD2=AB2=BC2=CA2 まず、AB, BC, CAの長さを計算します。
AB2=(2−0)2+(3−1)2+(−2−(−2))2=4+4+0=8 BC2=(0−2)2+(3−3)2+(0−(−2))2=4+0+4=8 CA2=(0−0)2+(1−3)2+(−2−0)2=0+4+4=8 したがって、正四面体の各辺の長さの二乗は8です。
次に、AD, BD, CDの長さを計算し、それぞれ二乗します。
AD2=(x−0)2+(y−1)2+(z−(−2))2=x2+(y−1)2+(z+2)2=8 BD2=(x−2)2+(y−3)2+(z−(−2))2=(x−2)2+(y−3)2+(z+2)2=8 CD2=(x−0)2+(y−3)2+(z−0)2=x2+(y−3)2+z2=8 これらの式から、x, y, zを求めます。
まず、AD2=CD2より x2+(y−1)2+(z+2)2=x2+(y−3)2+z2 (y−1)2+(z+2)2=(y−3)2+z2 y2−2y+1+z2+4z+4=y2−6y+9+z2 −2y+1+4z+4=−6y+9 4y+4z=4 次に、AD2=BD2より x2+(y−1)2+(z+2)2=(x−2)2+(y−3)2+(z+2)2 x2+(y−1)2=(x−2)2+(y−3)2 x2+y2−2y+1=x2−4x+4+y2−6y+9 −2y+1=−4x+4−6y+9 4x+4y=12 CD2=8に、x=3−yとz=1−yを代入します。 (3−y)2+(y−3)2+(1−y)2=8 9−6y+y2+y2−6y+9+1−2y+y2=8 3y2−14y+19=8 3y2−14y+11=0 (3y−11)(y−1)=0 したがって、y=11/3またはy=1。 (1) y=1のとき、x=3−1=2, z=1−1=0 よって、D(2, 1, 0)
(2) y=11/3のとき、x=3−11/3=−2/3, z=1−11/3=−8/3 よって、D(-2/3, 11/3, -8/3)
頂点Dの座標は(2, 1, 0)または(-2/3, 11/3, -8/3)