(1) $\frac{1}{1+\sqrt{5}+\sqrt{6}}$ および (3) $\frac{1}{3+\sqrt{3}+\sqrt{6}}$ の分母を有理化する問題です。

代数学分母の有理化根号の計算式の計算
2025/6/26
はい、承知いたしました。画像にある問題のうち、(1)と(3)について回答します。

1. 問題の内容

(1) 11+5+6\frac{1}{1+\sqrt{5}+\sqrt{6}} および (3) 13+3+6\frac{1}{3+\sqrt{3}+\sqrt{6}} の分母を有理化する問題です。

2. 解き方の手順

(1)
まず、1+5=A1+\sqrt{5}=A とおくと、1A+6\frac{1}{A+\sqrt{6}} となります。分母を有理化するために、A6A-\sqrt{6} を分母と分子にかけます。
1A+6=A6(A+6)(A6)=A6A26\frac{1}{A+\sqrt{6}} = \frac{A-\sqrt{6}}{(A+\sqrt{6})(A-\sqrt{6})} = \frac{A-\sqrt{6}}{A^2 - 6}
A=1+5A = 1+\sqrt{5} を代入して、A2A^2 を計算します。
A2=(1+5)2=1+25+5=6+25A^2 = (1+\sqrt{5})^2 = 1 + 2\sqrt{5} + 5 = 6 + 2\sqrt{5}
したがって、
A6A26=1+566+256=1+5625\frac{A-\sqrt{6}}{A^2 - 6} = \frac{1+\sqrt{5}-\sqrt{6}}{6+2\sqrt{5}-6} = \frac{1+\sqrt{5}-\sqrt{6}}{2\sqrt{5}}
さらに分母を有理化するために、5\sqrt{5} を分母と分子にかけます。
(1+56)5255=5+53010\frac{(1+\sqrt{5}-\sqrt{6})\sqrt{5}}{2\sqrt{5}\sqrt{5}} = \frac{\sqrt{5} + 5 - \sqrt{30}}{10}
(3)
まず、3+3=B3+\sqrt{3}=B とおくと、1B+6\frac{1}{B+\sqrt{6}} となります。分母を有理化するために、B6B-\sqrt{6} を分母と分子にかけます。
1B+6=B6(B+6)(B6)=B6B26\frac{1}{B+\sqrt{6}} = \frac{B-\sqrt{6}}{(B+\sqrt{6})(B-\sqrt{6})} = \frac{B-\sqrt{6}}{B^2 - 6}
B=3+3B = 3+\sqrt{3} を代入して、B2B^2 を計算します。
B2=(3+3)2=9+63+3=12+63B^2 = (3+\sqrt{3})^2 = 9 + 6\sqrt{3} + 3 = 12 + 6\sqrt{3}
したがって、
B6B26=3+3612+636=3+366+63=3+366(1+3)\frac{B-\sqrt{6}}{B^2 - 6} = \frac{3+\sqrt{3}-\sqrt{6}}{12+6\sqrt{3}-6} = \frac{3+\sqrt{3}-\sqrt{6}}{6+6\sqrt{3}} = \frac{3+\sqrt{3}-\sqrt{6}}{6(1+\sqrt{3})}
さらに分母を有理化するために、131-\sqrt{3} を分母と分子にかけます。
(3+36)(13)6(1+3)(13)=333+336+186(13)=236+326(2)=236+3212=23+63212\frac{(3+\sqrt{3}-\sqrt{6})(1-\sqrt{3})}{6(1+\sqrt{3})(1-\sqrt{3})} = \frac{3 - 3\sqrt{3} + \sqrt{3} - 3 - \sqrt{6} + \sqrt{18}}{6(1-3)} = \frac{-2\sqrt{3}-\sqrt{6}+3\sqrt{2}}{6(-2)} = \frac{-2\sqrt{3}-\sqrt{6}+3\sqrt{2}}{-12} = \frac{2\sqrt{3}+\sqrt{6}-3\sqrt{2}}{12}

3. 最終的な答え

(1) 5+53010\frac{\sqrt{5} + 5 - \sqrt{30}}{10}
(3) 23+63212\frac{2\sqrt{3}+\sqrt{6}-3\sqrt{2}}{12}

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