ある商品の売価が600円のとき500個売れる。売価を10円ずつ値上げするごとに、売り上げは5個ずつ減っていく。最大の売り上げ金額を得るための売価を求める。

代数学二次関数最大値価格最適化
2025/6/26

1. 問題の内容

ある商品の売価が600円のとき500個売れる。売価を10円ずつ値上げするごとに、売り上げは5個ずつ減っていく。最大の売り上げ金額を得るための売価を求める。

2. 解き方の手順

まず、値上げの回数を xx とおく。
売価は 600+10x600 + 10x 円となる。
売り上げ個数は 5005x500 - 5x 個となる。
売り上げ金額 SS は、売価と売り上げ個数の積で表されるので、
S=(600+10x)(5005x)S = (600 + 10x)(500 - 5x)
S=3000003000x+5000x50x2S = 300000 - 3000x + 5000x - 50x^2
S=50x2+2000x+300000S = -50x^2 + 2000x + 300000
この2次関数が最大となる xx を求めるために、平方完成を行う。
S=50(x240x)+300000S = -50(x^2 - 40x) + 300000
S=50(x240x+400400)+300000S = -50(x^2 - 40x + 400 - 400) + 300000
S=50((x20)2400)+300000S = -50((x - 20)^2 - 400) + 300000
S=50(x20)2+20000+300000S = -50(x - 20)^2 + 20000 + 300000
S=50(x20)2+320000S = -50(x - 20)^2 + 320000
SS が最大となるのは x=20x = 20 のときである。
したがって、最大の売り上げ金額を得るための売価は、
600+10×20=600+200=800600 + 10 \times 20 = 600 + 200 = 800 円である。

3. 最終的な答え

800円

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