10本のくじの中に当たりが3本入っている。この中から同時に2本引くとき、少なくとも1本が当たりである確率を求める。

確率論・統計学確率組み合わせ場合の数確率の計算
2025/6/26

1. 問題の内容

10本のくじの中に当たりが3本入っている。この中から同時に2本引くとき、少なくとも1本が当たりである確率を求める。

2. 解き方の手順

まず、2本のくじの引き方の総数を計算します。これは10本から2本を選ぶ組み合わせなので、10C2_{10}C_2で計算できます。
10C2=10!2!(102)!=10!2!8!=10×92×1=45_{10}C_2 = \frac{10!}{2!(10-2)!} = \frac{10!}{2!8!} = \frac{10 \times 9}{2 \times 1} = 45
次に、2本とも外れを引く確率を計算します。外れくじは7本あるので、7本から2本を選ぶ組み合わせを考えます。これは7C2_{7}C_2で計算できます。
7C2=7!2!(72)!=7!2!5!=7×62×1=21_{7}C_2 = \frac{7!}{2!(7-2)!} = \frac{7!}{2!5!} = \frac{7 \times 6}{2 \times 1} = 21
したがって、2本とも外れを引く確率は2145\frac{21}{45}です。
少なくとも1本が当たりである確率は、1から2本とも外れを引く確率を引くことで求められます。
求める確率 = 12145=452145=24451 - \frac{21}{45} = \frac{45 - 21}{45} = \frac{24}{45}
これを約分すると、2445=815\frac{24}{45} = \frac{8}{15}となります。

3. 最終的な答え

815\frac{8}{15}

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