(1) f(x) の増減と極値を求める。 まず、f′(x) を計算する。 f′(x)=−x2−2x+3 f′(x)=−(x+3)(x−1) f′(x)=0 となるのは x=−3,1。 | x | ... | -3 | ... | 1 | ... |
| ---- | ---- | --- | ---- | --- | --- |
| f'(x) | - | 0 | + | 0 | - |
| f(x) | ↓ | 極小 | ↑ | 極大 | ↓ |
f(−3)=−31(−3)3−(−3)2+3(−3)+4=9−9−9+4=−5 f(1)=−31(1)3−(1)2+3(1)+4=−31−1+3+4=6−31=317 よって、x=−3 で極小値 −5、x=1 で極大値 317 をとる。 (2) 接線 l の方程式と面積 S を求める。 f′(x)=3 となる x を求める。 −x2−2x+3=3 −x2−2x=0 −x(x+2)=0 x=0 のとき、f(0)=4 x=−2 のとき、f(−2)=−31(−2)3−(−2)2+3(−2)+4=38−4−6+4=38−6=38−18=−310 接点の y 座標が正であるのは (0,4) のとき。 したがって、接線 l の方程式は y=3x+4 y=f(x) と y=3x+4 の交点を求める。 −31x3−x2+3x+4=3x+4 −31x3−x2=0 −31x2(x+3)=0 S=∫−30(f(x)−(3x+4))dx=∫−30(−31x3−x2)dx S=[−121x4−31x3]−30=0−(−121(−3)4−31(−3)3)=0−(−1281+327)=0−(−427+9)=0−(4−27+36)=−49=49 (3) S=T を満たす t が 23<t<3 の範囲にただ1つ存在することを示す。 T=∫0t(3x+4−f(x))dx=∫0t(31x3+x2)dx T=[121x4+31x3]0t=121t4+31t3 S=T より、49=121t4+31t3 121t4+31t3−49=0 t4+4t3−27=0 g(t)=t4+4t3−27 とすると、g(t)=0 となる t が 23<t<3 にただ1つ存在することを示す。 g(23)=(23)4+4(23)3−27=1681+4(827)−27=1681+227−27=1681+216−432=16−135<0 g(3)=(3)4+4(3)3−27=9+4(33)−27=123−18=6(23−3)=6(12−9)>0 g(t) は連続関数であるため、中間値の定理より 23<t<3 の範囲に少なくとも1つ g(t)=0 を満たす t が存在する。 g′(t)=4t3+12t2=4t2(t+3) t>0 より g′(t)>0 なので、g(t) は単調増加である。 したがって、23<t<3 の範囲に S=T を満たす t はただ1つ存在する。