フィボナッチ数列の一般項は、特性方程式を用いることで求めることができます。
特性方程式は
です。これを解くと
x2−x−1=0 x=21±1+4=21±5 したがって、2つの解は α=21+5 と β=21−5 となります。 一般項は Fn=Aαn+Bβn と表されます。ここで、AとBは定数です。 F1=1 と F2=2 の条件を用いると、 F1=Aα+Bβ=A(21+5)+B(21−5)=1 F2=Aα2+Bβ2=A(21+5)2+B(21−5)2=2 A(21+5)+B(21−5)=1 より A(1+5)+B(1−5)=2 (21+5)2=41+25+5=46+25=23+5 (21−5)2=41−25+5=46−25=23−5 F2=A(23+5)+B(23−5)=2 より A(3+5)+B(3−5)=4 連立方程式は
A(1+5)+B(1−5)=2 A(3+5)+B(3−5)=4 上の式を3倍して下の式から引くと
A(3+35)+B(3−35)−[A(3+5)+B(3−5)]=6−4 A(25)+B(−25)=2 A−B=51 上の式に(1+√5)をかける
A+A5+B−B5=2 A(1+5)+B(1−5)=2 下の式から引くと
A−B=51 A(1+5)+B(1−5)=2 A(1+5)+B(1−5)=2 上の式から(1-√5)をかける
A−B=51 A=B+51 A(1+5)+B(1−5)=2に代入 (B+51)(1+5)+B(1−5)=2 B+B5+51+1+B−B5=2 2B+51+1=2 2B=1−51 B=21−251 A=21−251+51=21+251 したがって、Fn=(21+251)(21+5)n+(21−251)(21−5)n