正四面体ABCDにおいて、頂点Bから正四面体の表面を通って頂点Dまで、ひもが緩まないようにかける。辺AC上の点Pを通るようにひもをかけたとき、そのひもの長さ、つまりBP + PDを求めよ。正四面体の一辺の長さは8cmである。

幾何学正四面体展開図最短距離余弦定理
2025/3/30

1. 問題の内容

正四面体ABCDにおいて、頂点Bから正四面体の表面を通って頂点Dまで、ひもが緩まないようにかける。辺AC上の点Pを通るようにひもをかけたとき、そのひもの長さ、つまりBP + PDを求めよ。正四面体の一辺の長さは8cmである。

2. 解き方の手順

正四面体の展開図を考えます。ひもが緩まないようにかけるので、展開図上でBとDを結ぶ直線が最短距離となります。
点Pは辺AC上にあるので、三角形ABCと三角形ACDを展開図上で一直線に並べます。
このとき、点B, P, Dは一直線上に並び、BP + PDが最短となります。
三角形ABCと三角形ACDは正三角形なので、∠BCDは120度になります。
三角形BCDにおいて、余弦定理を用いてBDの長さを求めます。
BD2=BC2+CD22×BC×CD×cos120BD^2 = BC^2 + CD^2 - 2 \times BC \times CD \times \cos{120^\circ}
BC=CD=8BC = CD = 8より、
BD2=82+822×8×8×(12)BD^2 = 8^2 + 8^2 - 2 \times 8 \times 8 \times (-\frac{1}{2})
BD2=64+64+64=192BD^2 = 64 + 64 + 64 = 192
BD=192=64×3=83BD = \sqrt{192} = \sqrt{64 \times 3} = 8\sqrt{3}
したがって、BP + PD の最小値は 838\sqrt{3}cmとなります。

3. 最終的な答え

838\sqrt{3} cm

「幾何学」の関連問題

三角形OABにおいて、$OA = \sqrt{17}$, $OB = 4\sqrt{2}$, $AB = 5$とする。点Oから辺ABに垂線を下ろし、辺ABとの交点をHとする。$\overrightar...

ベクトル内積三角形面積垂線
2025/6/3

三角形ABCにおいて、角CABの二等分線と辺BCの交点をDとする。三角形ABCの面積が156 cm$^2$、三角形ABDの面積が96 cm$^2$、AB = 12 cmであるとき、ACの長さを求める。

三角形角の二等分線面積比相似
2025/6/3

$\triangle OAB$において、辺$OA$を2:1に内分する点を$D$、辺$OB$を3:2に内分する点を$E$とする。線分$AE$と$BD$の交点を$P$とする。$\vec{OA}=\vec{...

ベクトル内分点線分の交点一次独立
2025/6/3

点 $A(-3, 4)$ を通り、ベクトル $\vec{d} = (2, -1)$ に平行な直線の媒介変数表示を媒介変数 $t$ を用いて求め、さらに $t$ を消去した式で表す。

ベクトル直線媒介変数表示方程式
2025/6/3

正四面体の各辺の中点を結んでできる多面体の名称を漢字で答える問題です。

正四面体正八面体多面体空間図形
2025/6/3

(1) 0でない2つのベクトル $\vec{a} = (a_1, a_2)$ と $\vec{b} = (a_2, -a_1)$ が垂直であることを示す。 (2) (1)を利用して、$\vec{a} ...

ベクトル内積垂直単位ベクトル
2025/6/3

半径 $r$ の円 $O_1$ と半径 $3r$ の円 $O_2$ の中心間の距離が $12$ であるとき、円 $O_1$ と $O_2$ が2点で交わるような $r$ の値の範囲を求める問題です。

幾何交点不等式
2025/6/3

4つの正方形が並んだ図において、左端の正方形の左下の頂点から右から2番目の正方形の右上の頂点へ線を引き、右端の正方形の右下の頂点から左から2番目の正方形の左上の頂点へ線を引いたとき、2つの線が交わって...

幾何角度正方形三角関数図形
2025/6/3

大小2つの円があり、それぞれの半径を$R$, $r$ ($R>r$) とする。2つの円の中心間の距離を$d$とする。$d=9$のとき、2つの円は外側で接し、$d=2$のとき、2つの円は内側で接する。こ...

接する半径連立方程式
2025/6/3

正多面体に関する表の空欄を埋める問題です。具体的には、正六面体(立方体)と正二十面体について、1つの頂点に集まる面の数、頂点の数、辺の数を求めます。

正多面体立方体正二十面体オイラーの多面体公式
2025/6/3