(1) 第n群の最初の数を求める。
まず、第n群の最初の数は、もとの等差数列の何番目にあたるかを考える。
第n-1群までの項数の合計は、
1+2+3+...+(n−1)=2(n−1)n となる。
したがって、第n群の最初の数は、もとの等差数列の2(n−1)n+1番目にあたる。 もとの等差数列の一般項は、an=1+(n−1)3=3n−2である。 したがって、第n群の最初の数は、
3(2(n−1)n+1)−2=23n2−3n+6−2=23n2−3n+2 となる。
(2) 第n群に含まれる数の和を求める。
第n群にはn個の数が含まれる。
第n群の最初の数は23n2−3n+2である。 第n群の末項は、もとの等差数列の2(n−1)n+n=2n2+n番目にあたるので、3(2n2+n)−2=23n2+3n−4となる。 したがって、第n群に含まれる数の和は、等差数列の和の公式から
Sn=2n((23n2−3n+2)+(23n2+3n−4))=2n(26n2−2)=2n(3n2−1)=23n3−n となる。
(3) 148は第何群の何番目の数か。
まず、148がもとの数列の何番目にあるかを求める。
3n−2=148を解くと、3n=150, n=50となる。したがって148はもとの等差数列の50番目の項である。 次に、第n群までの項数の合計が50に最も近くなるようなnを求める。
2n(n+1)≤50を満たす最大のnを求める。 n(n+1)≤100であるから、n=9のとき、9×10=90≤100, n=10のとき、10×11=110>100となる。 したがって、148は第10群にある。
第9群までの項数の合計は29×10=45である。 したがって、148は第10群の50−45=5番目の数である。