ビルの屋上から小石を自由落下させた場合と、ある速度で投げ下ろした場合について、それぞれの速度や距離を求める問題です。重力加速度を $g=9.8 \ m/s^2$ とします。

応用数学力学自由落下等加速度運動物理公式
2025/6/27

1. 問題の内容

ビルの屋上から小石を自由落下させた場合と、ある速度で投げ下ろした場合について、それぞれの速度や距離を求める問題です。重力加速度を g=9.8 m/s2g=9.8 \ m/s^2 とします。

2. 解き方の手順

(1) 自由落下の場合の地面に達する速度
自由落下の公式 v=gtv = gt を使います。ここで、t=2.0 st = 2.0 \ s です。
v=9.8×2.0=19.6 m/sv = 9.8 \times 2.0 = 19.6 \ m/s
(2) 自由落下の場合の1.0秒後の速度
自由落下の公式 v=gtv = gt を使います。ここで、t=1.0 st = 1.0 \ s です。
v=9.8×1.0=9.8 m/sv = 9.8 \times 1.0 = 9.8 \ m/s
(3) 自由落下の場合のビルの高さ(地面から小石を放した位置までの距離)
自由落下の公式 h=12gt2h = \frac{1}{2}gt^2 を使います。ここで、t=2.0 st = 2.0 \ s です。
h=12×9.8×(2.0)2=12×9.8×4=19.6 mh = \frac{1}{2} \times 9.8 \times (2.0)^2 = \frac{1}{2} \times 9.8 \times 4 = 19.6 \ m
(4) 投げ下ろした場合の初速度
投げ下ろした場合の距離の公式 h=v0t+12gt2h = v_0t + \frac{1}{2}gt^2 を使います。ここで、h=19.6 mh = 19.6 \ m (ビルの高さ)、t=1.0 st = 1.0 \ s です。
19.6=v0×1.0+12×9.8×(1.0)219.6 = v_0 \times 1.0 + \frac{1}{2} \times 9.8 \times (1.0)^2
19.6=v0+4.919.6 = v_0 + 4.9
v0=19.64.9=14.7 m/sv_0 = 19.6 - 4.9 = 14.7 \ m/s
(5) 投げ下ろした場合の地面に達する速度
等加速度運動の公式 v=v0+gtv = v_0 + gt を使います。ここで、v0=14.7 m/sv_0 = 14.7 \ m/st=1.0 st = 1.0 \ s です。
v=14.7+9.8×1.0=14.7+9.8=24.5 m/sv = 14.7 + 9.8 \times 1.0 = 14.7 + 9.8 = 24.5 \ m/s

3. 最終的な答え

(1) 19.6 m/s
(2) 9.8 m/s
(3) 19.6 m
(4) 14.7 m/s
(5) 24.5 m/s

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