**2A**
(1) 点(4,-3)において、f(x,y)=x2+y2 が微分可能であるか調べる。 偏微分を計算します。
fx=x2+y2x fy=x2+y2y 点(4, -3)における偏微分の値を計算します。
fx(4,−3)=42+(−3)24=54 fy(4,−3)=42+(−3)2−3=−53 偏導関数がともに存在し、連続なので、全微分可能です。
(2) 点P(4, -3, 5)における接平面の方程式を求める。
接平面の方程式は次のように与えられます。
z−f(x0,y0)=fx(x0,y0)(x−x0)+fy(x0,y0)(y−y0) f(4,−3)=42+(−3)2=5 上記で求めたfx(4,−3)=54、fy(4,−3)=−53を使用します。 z−5=54(x−4)−53(y+3) 5z−25=4x−16−3y−9 4x−3y−5z=0 (3) 点P(4, -3, 5)における法線の方程式を求める。
法線ベクトルは、接平面の法線ベクトルと同じであり、⟨fx(4,−3),fy(4,−3),−1⟩=⟨54,−53,−1⟩ となります。 もしくは ⟨4,−3,−5⟩も法線ベクトルとなります。 したがって、法線の方程式は次のようになります。
4x−4=−3y+3=−5z−5 **2B**
(1) 関数 z=f(x,y)=1−x2−y2 の全微分 dz を求める。 fx=1−x2−y2−x fy=1−x2−y2−y したがって、全微分 dz は次のようになります。 dz=fxdx+fydy=1−x2−y2−xdx+1−x2−y2−ydy dz=1−x2−y2−xdx−ydy (2) x=rcosθ, y=rsinθ と与えられたとき、全微分 dz を r,θ,dr,dθ で表す。 dx=∂r∂xdr+∂θ∂xdθ=cosθdr−rsinθdθ dy=∂r∂ydr+∂θ∂ydθ=sinθdr+rcosθdθ x2+y2=r2cos2θ+r2sin2θ=r2 dz=1−x2−y2−xdx−ydy=1−r2−(rcosθ)(cosθdr−rsinθdθ)−(rsinθ)(sinθdr+rcosθdθ) dz=1−r2−r(cos2θ+sin2θ)dr+r2(cosθsinθ−sinθcosθ)dθ dz=1−r2−rdr