質量5.0 kgのおもりを糸で吊るし、水平方向に力 $F$ で引いたところ、図のように釣り合った。 1. 図中に重力 $W$ と張力 $T$ を作図する。
2025/6/27
1. 問題の内容
質量5.0 kgのおもりを糸で吊るし、水平方向に力 で引いたところ、図のように釣り合った。
1. 図中に重力 $W$ と張力 $T$ を作図する。
2. 糸の長さは何 m かを求める。
3. おもりにはたらく重力はいくらかを求める。
4. おもりにはたらく糸の張力 $T$ と力 $F$ の値を求める。
2. 解き方の手順
1. 図中に重力 $W$ (下向き) と張力 $T$ (糸に沿う方向) を作図する。(画像参照)
2. 糸の長さは、ピタゴラスの定理を用いて計算する。
図より、糸の長さは斜辺であり、高さが4.0 m、底辺が3.0 mの直角三角形を形成している。
したがって、糸の長さは
3. おもりにはたらく重力 $W$ は、質量 $m$ に重力加速度 $g$ (約 $9.8 \text{ m/s}^2$) を掛けたもので求められる。ここでは、簡単のため $g = 9.8 \text{ m/s}^2$を用いるとする。質量 $m = 5.0 \text{ kg}$ なので、
4. 力のつり合いを考える。おもりには、重力 $W$、張力 $T$、力 $F$ が働いている。水平方向と鉛直方向の力のつり合いの式を立てる。
水平方向:
鉛直方向:
ここで、 は張力 が鉛直方向となす角である。
図から、、 である。
したがって、
であるから、