三角形ABCにおいて、正弦定理を用いて以下の値を求めます。 (1) BC=2, AB=$2\sqrt{2}$, C=135°のとき、角Aの大きさを求めます。 (2) AC=12, A=120°, C=15°のとき、辺BCの長さを求め、さらに三角形ABCの外接円の半径Rを求めます。

幾何学正弦定理三角形角度辺の長さ外接円
2025/6/27

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、正弦定理を用いて以下の値を求めます。
(1) BC=2, AB=222\sqrt{2}, C=135°のとき、角Aの大きさを求めます。
(2) AC=12, A=120°, C=15°のとき、辺BCの長さを求め、さらに三角形ABCの外接円の半径Rを求めます。

2. 解き方の手順

(1) 正弦定理より、
BCsinA=ABsinC\frac{BC}{\sin A} = \frac{AB}{\sin C}
2sinA=22sin135\frac{2}{\sin A} = \frac{2\sqrt{2}}{\sin 135^\circ}
sinA=2sin13522=sin1352=122=12\sin A = \frac{2 \sin 135^\circ}{2\sqrt{2}} = \frac{\sin 135^\circ}{\sqrt{2}} = \frac{\frac{1}{\sqrt{2}}}{\sqrt{2}} = \frac{1}{2}
0<A<1800^\circ < A < 180^\circなので、A=30A = 30^\circまたはA=150A = 150^\circ
しかし、A+C=A+135<180A + C = A + 135^\circ < 180^\circより、A<45A < 45^\circ
したがって、A=30A = 30^\circ
(2) A+B+C=180A+B+C = 180^\circより、B=180AC=18012015=45B = 180^\circ - A - C = 180^\circ - 120^\circ - 15^\circ = 45^\circ
正弦定理より、
BCsinA=ACsinB\frac{BC}{\sin A} = \frac{AC}{\sin B}
BCsin120=12sin45\frac{BC}{\sin 120^\circ} = \frac{12}{\sin 45^\circ}
BC=12sin120sin45=123212=12322=66BC = \frac{12 \sin 120^\circ}{\sin 45^\circ} = \frac{12 \cdot \frac{\sqrt{3}}{2}}{\frac{1}{\sqrt{2}}} = \frac{12 \sqrt{3}}{2} \cdot \sqrt{2} = 6\sqrt{6}
また、外接円の半径Rについて、
2R=ACsinB2R = \frac{AC}{\sin B}
2R=12sin45=1212=1222R = \frac{12}{\sin 45^\circ} = \frac{12}{\frac{1}{\sqrt{2}}} = 12\sqrt{2}
R=62R = 6\sqrt{2}

3. 最終的な答え

(1) A=30A = 30^\circ
(2) BC=66BC = 6\sqrt{6}
R=62R = 6\sqrt{2}

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