男子3人と女子4人が1列に並ぶときの並び方の数を、以下の4つの条件で求めます。 (1) 両端が男子である (2) 女子4人が続いて並ぶ (3) どの男子も隣り合わない (4) どの女子も隣り合わない

確率論・統計学順列組み合わせ場合の数
2025/6/27

1. 問題の内容

男子3人と女子4人が1列に並ぶときの並び方の数を、以下の4つの条件で求めます。
(1) 両端が男子である
(2) 女子4人が続いて並ぶ
(3) どの男子も隣り合わない
(4) どの女子も隣り合わない

2. 解き方の手順

(1) 両端が男子である場合:
まず、両端に男子を配置する方法を考えます。3人の男子から2人を選んで並べるので、3P2=3×2=63P2 = 3 \times 2 = 6 通りです。
次に、残りの5人(男子1人、女子4人)を並べる方法は 5!=5×4×3×2×1=1205! = 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 120 通りです。
したがって、両端が男子である並び方は 6×120=7206 \times 120 = 720 通りです。
(2) 女子4人が続いて並ぶ場合:
女子4人をひとまとめにして1つのグループと考えます。すると、男子3人と女子グループの合計4つのものを並べることになります。これは 4!=4×3×2×1=244! = 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 24 通りです。
女子4人自身も並び替えることができるので、4!=4×3×2×1=244! = 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 24 通りです。
したがって、女子4人が続いて並ぶ並び方は 24×24=57624 \times 24 = 576 通りです。
(3) どの男子も隣り合わない場合:
まず、女子4人を並べます。これは 4!=4×3×2×1=244! = 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 24 通りです。
次に、女子4人の間に3人の男子を並べることを考えます。女子の間のスペースは5箇所(両端を含む)あります。この5箇所から3箇所を選んで男子を並べる方法は 5P3=5×4×3=605P3 = 5 \times 4 \times 3 = 60 通りです。
したがって、どの男子も隣り合わない並び方は 24×60=144024 \times 60 = 1440 通りです。
(4) どの女子も隣り合わない場合:
男子3人と女子4人なので、女子が隣り合わないように並べるには、男子の間に女子が入る必要があります。
最初に男子3人を並べます。これは 3!=3×2×1=63! = 3 \times 2 \times 1 = 6 通りです。
次に、男子3人の間に4人の女子を並べることを考えます。男子の間のスペースは4箇所(両端を含む)あります。この4箇所から4箇所を選んで女子を並べる方法は 4P4=4!=4×3×2×1=244P4 = 4! = 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 24 通りです。
したがって、どの女子も隣り合わない並び方は 6×24=1446 \times 24 = 144 通りです。

3. 最終的な答え

(1) 720通り
(2) 576通り
(3) 1440通り
(4) 144通り

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