実数 $x, y$ について、以下の命題の空欄に、選択肢(1. 必要条件であるが十分条件でない、2. 十分条件であるが必要条件でない、3. 必要十分条件である、X. いずれでもない)のうちから適切なものを選ぶ問題です。 (1) $x=2$ は、$x^2-x-2=0$ であるための()。 (2) $\triangle ABC \sim \triangle PQR$ は、$\triangle ABC \equiv \triangle PQR$ であるための()。 (3) $ab+1=a+b$ は、$a=1$ または $b=1$ であるための()。 (4) $A, B$ を2つの集合とする。$a$ が $A \cup B$ の要素は、$a$ が $A$ の要素であるための()。

代数学命題必要条件十分条件集合因数分解相似合同
2025/6/27

1. 問題の内容

実数 x,yx, y について、以下の命題の空欄に、選択肢(

1. 必要条件であるが十分条件でない、

2. 十分条件であるが必要条件でない、

3. 必要十分条件である、X. いずれでもない)のうちから適切なものを選ぶ問題です。

(1) x=2x=2 は、x2x2=0x^2-x-2=0 であるための()。
(2) ABCPQR\triangle ABC \sim \triangle PQR は、ABCPQR\triangle ABC \equiv \triangle PQR であるための()。
(3) ab+1=a+bab+1=a+b は、a=1a=1 または b=1b=1 であるための()。
(4) A,BA, B を2つの集合とする。aaABA \cup B の要素は、aaAA の要素であるための()。

2. 解き方の手順

(1) x=2x=2 は、x2x2=0x^2-x-2=0 であるための()。
x2x2=(x2)(x+1)=0x^2-x-2 = (x-2)(x+1)=0 より、x=2x=2 または x=1x=-1
x=2x=2 ならば x2x2=0x^2-x-2=0 は真。
x2x2=0x^2-x-2=0 ならば x=2x=2 は偽(x=1x=-1 の場合がある)。
よって、十分条件であるが、必要条件ではない。
したがって、答えは 2 です。
(2) ABCPQR\triangle ABC \sim \triangle PQR は、ABCPQR\triangle ABC \equiv \triangle PQR であるための()。
ABCPQR\triangle ABC \equiv \triangle PQR ならば、ABCPQR\triangle ABC \sim \triangle PQR は真。
ABCPQR\triangle ABC \sim \triangle PQR ならば、ABCPQR\triangle ABC \equiv \triangle PQR は偽(相似比が1でない場合がある)。
よって、必要条件であるが、十分条件ではない。
したがって、答えは 1 です。
(3) ab+1=a+bab+1=a+b は、a=1a=1 または b=1b=1 であるための()。
ab+1=a+bab+1=a+b を変形すると、abab+1=0ab-a-b+1 = 0 となり、a(b1)(b1)=0a(b-1)-(b-1) = 0 より、(a1)(b1)=0(a-1)(b-1)=0
よって、a=1a=1 または b=1b=1 が成り立つ。
a=1a=1 または b=1b=1 ならば、(a1)(b1)=0(a-1)(b-1) = 0 より、abab+1=0ab-a-b+1=0 すなわち ab+1=a+bab+1=a+b
したがって、必要十分条件である。
答えは 3 です。
(4) A,BA, B を2つの集合とする。aaABA \cup B の要素は、aaAA の要素であるための()。
aaABA \cup B の要素であるとき、aaAA の要素であるかまたは BB の要素である。
aaAA の要素であるとは限らないので、aaABA \cup B の要素ならば aaAA の要素であるは偽。
aaAA の要素ならば aaABA \cup B の要素であるは真。
よって、十分条件であるが、必要条件ではない。
したがって、答えは 2 です。

3. 最終的な答え

(1) 2
(2) 1
(3) 3
(4) 2

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