問題は、対偶を考えて次の命題を証明せよというものです。 (1) $x^3 \neq 1 \implies x \neq 1$ (2) $x+y > 3 \implies$ 「$x > 2$ または $y > 1$」 (3) $n^2$ が 3 の倍数でない $\implies n$ は 3 の倍数でない (4) $n^3+1$ が奇数 $\implies n$ は偶数
2025/6/28
1. 問題の内容
問題は、対偶を考えて次の命題を証明せよというものです。
(1)
(2) 「 または 」
(3) が 3 の倍数でない は 3 の倍数でない
(4) が奇数 は偶数
2. 解き方の手順
(1)
命題 の対偶は、 です。
のとき、 となるので、 は真です。
したがって、元の命題 も真です。
(2)
命題 「 または 」の対偶は、「 かつ 」 です。
かつ のとき、 となるので、「 かつ 」 は真です。
したがって、元の命題 「 または 」も真です。
(3)
命題「 が 3 の倍数でない は 3 の倍数でない」の対偶は、「 が 3 の倍数である が 3 の倍数である」です。
が 3 の倍数であるとき、( は整数)と書けます。
このとき、 となり、 は 3 の倍数になります。
したがって、「 が 3 の倍数である が 3 の倍数である」は真です。
よって、元の命題「 が 3 の倍数でない は 3 の倍数でない」も真です。
(4)
命題「 が奇数 は偶数」の対偶は、「 が奇数 が偶数」です。
が奇数のとき、( は整数)と書けます。
このとき、 となり、 は偶数になります。
したがって、「 が奇数 が偶数」は真です。
よって、元の命題「 が奇数 は偶数」も真です。
3. 最終的な答え
(1) 真
(2) 真
(3) 真
(4) 真