2次関数 $f(x) = x^2 + ax + b$ があり、そのグラフは点 $(1, 1)$ と $(3, 7)$ を通る。 (1) 定数 $a$ と $b$ の値を求めよ。 (2) $-1 \le x \le 2$ における $f(x)$ の最大値と最小値、およびそのときの $x$ の値をそれぞれ求めよ。 (3) $t$ を正の定数とする。$-t \le x \le 2t$ における $f(x)$ の最大値を $M$、最小値を $m$ とする。$M + m = \frac{21}{2}$ となるような $t$ の値を求めよ。
2025/6/28
1. 問題の内容
2次関数 があり、そのグラフは点 と を通る。
(1) 定数 と の値を求めよ。
(2) における の最大値と最小値、およびそのときの の値をそれぞれ求めよ。
(3) を正の定数とする。 における の最大値を 、最小値を とする。 となるような の値を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) が と を通るので、以下の2式が成り立つ。
これらを整理すると、
すなわち、
この連立方程式を解く。下の式から上の式を引くと、
よって、、。
(2) (1)より、。平方完成すると、
軸は で、下に凸の放物線である。
の範囲で考える。
のとき、
のとき、
のとき、
よって、最大値は ( のとき)、最小値は ( のとき)。
(3) における の最大値 と最小値 を考える。軸は 。
場合分けをする。
(i) のとき、つまり のとき、最小値 。
最大値を求める。 と のどちらが軸から遠いかを比較する。
と を比較する。
なので、 の方が軸から遠い。
よって、。
より、。これは を満たす。
(ii) のとき、つまり のとき、区間 で は単調減少である。
より、
これは を満たさない。
したがって、
3. 最終的な答え
(1) ,
(2) 最大値 ( のとき), 最小値 ( のとき)
(3)