2桁の正の整数があり、十の位の数を$x$、一の位の数を$y$とする。この整数と、十の位と一の位を入れ替えた整数の2倍の和が3の倍数になることを、$x$と$y$を使った式で説明する。

代数学整数数式倍数文字式
2025/6/29

1. 問題の内容

2桁の正の整数があり、十の位の数をxx、一の位の数をyyとする。この整数と、十の位と一の位を入れ替えた整数の2倍の和が3の倍数になることを、xxyyを使った式で説明する。

2. 解き方の手順

* もとの整数は、10x+y10x + yと表せる。
* 十の位と一の位を入れ替えた整数は、10y+x10y + xと表せる。
* 入れ替えた整数の2倍は、2(10y+x)=20y+2x2(10y + x) = 20y + 2x
* もとの整数と入れ替えた整数の2倍の和は、10x+y+20y+2x=12x+21y10x + y + 20y + 2x = 12x + 21y
* 12x+21y12x + 21yを3でくくると、3(4x+7y)3(4x + 7y)となる。
* 4x+7y4x + 7yは整数なので、3(4x+7y)3(4x + 7y)は3の倍数である。

3. 最終的な答え

もとの整数を10x+y10x+y、入れ替えた整数を10y+x10y+xとすると、入れ替えた整数の2倍ともとの整数の和は、
10x+y+2(10y+x)=10x+y+20y+2x=12x+21y=3(4x+7y)10x+y+2(10y+x) = 10x+y+20y+2x = 12x+21y = 3(4x+7y)
4x+7y4x+7yは整数なので、3(4x+7y)3(4x+7y)は3の倍数である。
したがって、入れ替えた整数の2倍ともとの整数の和は3の倍数になる。

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