各関数について、以下の手順で最大値と最小値を求めます。
(1) 関数を平方完成し、頂点の座標を求めます。
(2) 定義域における関数のグラフの概形を考え、頂点の位置と定義域の端点の値を比較します。
(3) 最大値と最小値を決定します。
それぞれの関数について計算していきます。
(1) y=x2−3x+1, −2≤x≤1 平方完成すると y=(x−23)2−45。 頂点は (23,−45) ですが、これは定義域外です。 x=−2 のとき y=(−2)2−3(−2)+1=4+6+1=11。 x=1 のとき y=(1)2−3(1)+1=1−3+1=−1。 よって、最大値は 11, 最小値は −1。 (2) y=−x2−x+3, −2<x≤2 平方完成すると y=−(x+21)2+413。 頂点は (−21,413) で、これは定義域内にあります。 x=−21 のとき y=413。 x=2 のとき y=−(2)2−2+3=−4−2+3=−3。 x=−2 のとき y=−(−2)2−(−2)+3=−4+2+3=1。 x=−2 は定義域に含まれないので、最小値はありません。しかし、定義域内のxで、x=−2にいくらでも近い値を取る事ができるため、yは1にいくらでも近い値を取ることができます。 最大値は 413、最小値は存在しないが、1にいくらでも近い値を取ります。 (3) y=−2x2+10x−8, 0≤x≤5 平方完成すると y=−2(x−25)2+29。 頂点は (25,29) で、これは定義域内にあります。 x=25 のとき y=29。 x=0 のとき y=−8。 x=5 のとき y=−2(5)2+10(5)−8=−50+50−8=−8。 よって、最大値は 29, 最小値は −8。 (4) y=3x2−2x−1, −1<x<2 平方完成すると y=3(x−31)2−34。 頂点は (31,−34) で、これは定義域内にあります。 x=31 のとき y=−34。 x=2 のとき y=3(2)2−2(2)−1=12−4−1=7。 x=−1 のとき y=3(−1)2−2(−1)−1=3+2−1=4。 x=−1とx=2は定義域に含まれないので、最大値、最小値は存在しません。しかし、定義域内のxで、x=2にいくらでも近い値を取る事ができるため、yは7にいくらでも近い値を取ることができます。同様にx=−1にいくらでも近い値を取る事ができるため、yは4にいくらでも近い値を取ることができます。