(1) 第3項が5、第9項が8である等差数列 $\{a_n\}$ の一般項を求め、初項から第 $n$ 項までの和 $S_n$ を求める。 (2) 第2項が24、第4項が6である等比数列 $\{a_n\}$ の一般項を求める。ただし、公比は正の数とする。

代数学数列等差数列等比数列一般項
2025/6/29

1. 問題の内容

(1) 第3項が5、第9項が8である等差数列 {an}\{a_n\} の一般項を求め、初項から第 nn 項までの和 SnS_n を求める。
(2) 第2項が24、第4項が6である等比数列 {an}\{a_n\} の一般項を求める。ただし、公比は正の数とする。

2. 解き方の手順

(1)
等差数列の一般項は an=a+(n1)da_n = a + (n-1)d で表される。ここで、aa は初項、dd は公差である。
第3項が5なので、
a3=a+2d=5a_3 = a + 2d = 5
第9項が8なので、
a9=a+8d=8a_9 = a + 8d = 8
この2つの式を連立して aadd を求める。
2番目の式から1番目の式を引くと、
6d=36d = 3
d=12d = \frac{1}{2}
d=12d = \frac{1}{2}a+2d=5a + 2d = 5 に代入すると、
a+212=5a + 2 \cdot \frac{1}{2} = 5
a+1=5a + 1 = 5
a=4a = 4
したがって、一般項は
an=4+(n1)12=4+12n12=12n+72a_n = 4 + (n-1) \cdot \frac{1}{2} = 4 + \frac{1}{2}n - \frac{1}{2} = \frac{1}{2}n + \frac{7}{2}
初項から第 nn 項までの和 SnS_n は、
Sn=n2(a1+an)=n2(4+12n+72)=n2(82+12n+72)=n2(12n+152)=n4(n+15)=n2+15n4S_n = \frac{n}{2}(a_1 + a_n) = \frac{n}{2}(4 + \frac{1}{2}n + \frac{7}{2}) = \frac{n}{2}(\frac{8}{2} + \frac{1}{2}n + \frac{7}{2}) = \frac{n}{2}(\frac{1}{2}n + \frac{15}{2}) = \frac{n}{4}(n + 15) = \frac{n^2 + 15n}{4}
(2)
等比数列の一般項は an=arn1a_n = ar^{n-1} で表される。ここで、aa は初項、rr は公比である。
第2項が24なので、a2=ar=24a_2 = ar = 24
第4項が6なので、a4=ar3=6a_4 = ar^3 = 6
この2つの式から aarr を求める。
ar3ar=624\frac{ar^3}{ar} = \frac{6}{24}
r2=14r^2 = \frac{1}{4}
r=±12r = \pm \frac{1}{2}
ただし、公比は正の数なので、r=12r = \frac{1}{2}
a12=24a \cdot \frac{1}{2} = 24
a=48a = 48
したがって、一般項は an=48(12)n1a_n = 48 \cdot (\frac{1}{2})^{n-1}

3. 最終的な答え

(1) 一般項: an=12n+72a_n = \frac{1}{2}n + \frac{7}{2}
和: Sn=n2+15n4S_n = \frac{n^2 + 15n}{4}
(2) 一般項: an=48(12)n1a_n = 48 \cdot (\frac{1}{2})^{n-1}

「代数学」の関連問題

与えられた2次不等式 $x^2 - x + 4 > 0$ を解く問題です。

二次不等式判別式二次関数不等式
2025/6/29

次の連立不等式を解く問題です。 $\begin{cases} 1 - \frac{3}{2}x \geq x - \frac{2}{3} \\ -3(x-2) > 3x-4 \end{cases}$

連立不等式不等式
2025/6/29

与えられた連立一次方程式を解く問題です。 連立方程式は以下の通りです。 $4x - 5y = 2$ $5y = 2x + 4$

連立一次方程式代入法方程式の解法
2025/6/29

与えられた連立一次方程式を解く問題です。連立方程式は以下の通りです。 $3x + 4y = 13$ $2x - 5y = 1$

連立方程式加減法一次方程式
2025/6/29

画像に写っている3つの数式をそれぞれ計算し、最も簡単な形で表す問題です。 (3) $(x+y) \div (-8)$ (6) $a \div (-6) \div b$ (9) $x \times x ...

式の計算分数文字式代入
2025/6/29

$a$ を正の定数とするとき、不等式 $|x-2| < a$ を満たす整数 $x$ がちょうど5個存在するような $a$ の値の範囲を求める。

不等式絶対値整数解数直線
2025/6/29

$0^\circ \le \theta \le 180^\circ$ とする。$\sin \theta + \cos \theta = \frac{\sqrt{3}}{2}$ のとき、$\sin \t...

三角関数三角関数の恒等式方程式解法
2025/6/29

与えられた2次不等式 $4x^2 + 4x + 1 \geq 0$ を解く問題です。

二次不等式因数分解不等式実数
2025/6/29

次の連立不等式を解く問題です。 $ \begin{cases} 2(x-3) > 5x - 3 \\ 5(x-1) < 3(3x+5) \end{cases} $

不等式連立不等式一次不等式
2025/6/29

与えられた2次不等式 $x^2 - 6x + 9 > 0$ を解き、選択肢の中から正しいものを選ぶ。

二次不等式因数分解不等式
2025/6/29