点 $(2, 6)$ を通り、円 $x^2 + y^2 = 20$ に接する直線の方程式を求める問題です。

幾何学接線点と直線の距離方程式
2025/6/28

1. 問題の内容

(2,6)(2, 6) を通り、円 x2+y2=20x^2 + y^2 = 20 に接する直線の方程式を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、点 (2,6)(2, 6) を通る直線の式を y=m(x2)+6y = m(x - 2) + 6 とおきます。これは y=mx2m+6y = mx - 2m + 6 と変形できます。
さらに、一般形に直すと mxy2m+6=0mx - y - 2m + 6 = 0 となります。
x2+y2=20x^2 + y^2 = 20 の中心は (0,0)(0, 0) であり、半径は 20=25\sqrt{20} = 2\sqrt{5} です。
直線 mxy2m+6=0mx - y - 2m + 6 = 0 が円 x2+y2=20x^2 + y^2 = 20 に接するためには、円の中心から直線までの距離が半径に等しくなければなりません。
点と直線の距離の公式より、
m(0)(0)2m+6m2+(1)2=25\frac{|m(0) - (0) - 2m + 6|}{\sqrt{m^2 + (-1)^2}} = 2\sqrt{5}
これを整理すると、
2m+6m2+1=25\frac{|-2m + 6|}{\sqrt{m^2 + 1}} = 2\sqrt{5}
両辺を2で割ると、
m+3m2+1=5\frac{|-m + 3|}{\sqrt{m^2 + 1}} = \sqrt{5}
両辺を2乗すると、
(m+3)2m2+1=5\frac{(-m + 3)^2}{m^2 + 1} = 5
(m+3)2=5(m2+1)(-m + 3)^2 = 5(m^2 + 1)
m26m+9=5m2+5m^2 - 6m + 9 = 5m^2 + 5
4m2+6m4=04m^2 + 6m - 4 = 0
2m2+3m2=02m^2 + 3m - 2 = 0
(2m1)(m+2)=0(2m - 1)(m + 2) = 0
よって、m=12,2m = \frac{1}{2}, -2 となります。
m=12m = \frac{1}{2} のとき、直線の方程式は y=12(x2)+6=12x1+6=12x+5y = \frac{1}{2}(x - 2) + 6 = \frac{1}{2}x - 1 + 6 = \frac{1}{2}x + 5
すなわち、x2y+10=0x - 2y + 10 = 0
m=2m = -2 のとき、直線の方程式は y=2(x2)+6=2x+4+6=2x+10y = -2(x - 2) + 6 = -2x + 4 + 6 = -2x + 10
すなわち、2x+y10=02x + y - 10 = 0

3. 最終的な答え

x2y+10=0x - 2y + 10 = 0
2x+y10=02x + y - 10 = 0

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