点 $Q$ が円 $x^2 + (y-2)^2 = 1$ 上を動くとき、点 $A(3,0)$ と点 $Q$ を結ぶ線分 $AQ$ の中点 $P$ の軌跡を求める問題です。

幾何学軌跡座標平面中点
2025/6/29

1. 問題の内容

QQ が円 x2+(y2)2=1x^2 + (y-2)^2 = 1 上を動くとき、点 A(3,0)A(3,0) と点 QQ を結ぶ線分 AQAQ の中点 PP の軌跡を求める問題です。

2. 解き方の手順

QQ の座標を (s,t)(s, t)、点 PP の座標を (x,y)(x, y) とします。
QQ は円 x2+(y2)2=1x^2 + (y-2)^2 = 1 上にあるので、
s2+(t2)2=1s^2 + (t-2)^2 = 1
が成り立ちます。
PP は線分 AQAQ の中点なので、中点の座標の公式から
x=3+s2x = \frac{3+s}{2}
y=0+t2y = \frac{0+t}{2}
となります。
これらの式を sstt について解くと、
s=2x3s = 2x - 3
t=2yt = 2y
となります。
これらの式を s2+(t2)2=1s^2 + (t-2)^2 = 1 に代入すると、
(2x3)2+(2y2)2=1(2x-3)^2 + (2y-2)^2 = 1
となります。
この式を展開して整理すると、
4x212x+9+4y28y+4=14x^2 - 12x + 9 + 4y^2 - 8y + 4 = 1
4x212x+4y28y=124x^2 - 12x + 4y^2 - 8y = -12
x23x+y22y=3x^2 - 3x + y^2 - 2y = -3
(x32)294+(y1)21=3(x - \frac{3}{2})^2 - \frac{9}{4} + (y - 1)^2 - 1 = -3
(x32)2+(y1)2=3+94+1(x - \frac{3}{2})^2 + (y - 1)^2 = -3 + \frac{9}{4} + 1
(x32)2+(y1)2=12+9+44(x - \frac{3}{2})^2 + (y - 1)^2 = \frac{-12 + 9 + 4}{4}
(x32)2+(y1)2=14(x - \frac{3}{2})^2 + (y - 1)^2 = \frac{1}{4}

3. 最終的な答え

したがって、点 PP の軌跡は、中心 (32,1)(\frac{3}{2}, 1)、半径 12\frac{1}{2} の円となります。
(x32)2+(y1)2=14(x - \frac{3}{2})^2 + (y - 1)^2 = \frac{1}{4}

「幾何学」の関連問題

点A(-2, 3) と点B(2, 1) から等距離にあるx軸上の点Pの座標を求める問題です。

座標距離x軸計算
2025/6/30

実数 $t$ がすべての値をとって変化するとき、2つの直線 $tx - y = t$ と $x + ty - 2t - 1 = 0$ の交点の軌跡を求める。

軌跡直線
2025/6/30

円O上に点A, B, C, Dがある。$\angle BAC = 53^\circ$, $\angle BOC = 118^\circ$である。$\angle BDC = x$, $\angle BC...

円周角中心角四角形角度
2025/6/30

円に内接する四角形ABCDにおいて、$\angle BAC = 53^\circ$、$\angle AOB = 118^\circ$(ただしOは円の中心)、$\angle ADB = x$、$\ang...

円周角四角形角度
2025/6/30

直線 $l: 3x - y + 4 = 0$ に関して、点 $A(2, 0)$ と対称な点 $B$ の座標を求める問題です。

点の対称移動直線座標平面連立方程式
2025/6/30

直線 $y = 2x + 5$ が、円 $x^2 + y^2 = 16$ によって切り取られる線分の長さを求め、その線分の中点の座標を求めよ。

直線交点線分の長さ座標
2025/6/30

半径2の円Aと半径3の円Bが点Cで接している。2円の共通接線をlとし、点Dは円A, 点Eは円Bとの接点とする。このとき、線分DEの長さと線分CDの長さを求めよ。

接線三平方の定理図形問題
2025/6/30

点と直線の距離を求める問題です。今回は問題番号(2),(4),(6)について解答します。 (2) 点(2, 1)と直線 $x + 2y - 3 = 0$ の距離 (4) 点(-3, 2)と...

点と直線の距離幾何
2025/6/30

正六面体の各面の対角線の交点を頂点とし、隣り合う面どうしの頂点を結ぶことによって正六面体の中に正八面体ができます。 (1) 正六面体の1辺の長さが $10$ のとき、正八面体の体積を求めてください。 ...

体積正八面体正六面体空間図形
2025/6/30

与えられた画像には、いくつかの数学の問題があります。 (1) 円 $x^2 + y^2 = 2$ と直線 $y = x$ の共有点の座標を求める。 (2) 次の円と直線の共有点の個数を求める。 ...

直線共有点軌跡不等式領域
2025/6/30