数列は 1, 1,4, 1,4,9, 1,4,9,16, 1,4,9,16,25, 1,… のように群に分けられている。 第n群は、1,4,9,…,n2 という数列である。第n群の項数はnである。 まず、第100項がどの群に属するかを考える。第n群までの項数の合計は 1+2+3+⋯+n=2n(n+1) である。
2n(n+1)≤100を満たす最大のnを求める。 n(n+1)≤200を満たす最大のnはn=13である。 213⋅14=91なので、第13群までの項数は91である。 したがって、第100項は第14群に属し、第14群の100−91=9番目の項である。 第14群は1,4,9,16,25,36,49,64,81,100,121,144,169,196なので、第9番目の項は81である。 よって、第100項は81である。
次に、初項から第100項までの和を求める。
第13群までの項数の合計は91なので、第1群から第13群までの和を求め、それに第14群の最初の9項の和を足せばよい。
1+4+9+⋯+n2=k=1∑nk2=6n(n+1)(2n+1) である。
第1群から第13群までの和は
n=1∑136n(n+1)(2n+1)=n=1∑1362n3+3n2+n=31n=1∑13n3+21n=1∑13n2+61n=1∑13n =31(213⋅14)2+21613⋅14⋅27+61213⋅14=31(91)2+21⋅13⋅7⋅19+61⋅13⋅7=38281+2819+691 =616562+2457+91=619110=3185 第14群の最初の9項の和は
1+4+9+16+25+36+49+64+81=285 したがって、初項から第100項までの和は 3185+285=3470である。