(1) 1010 を 2020 で割った余りを求める。 まず、2020=20×101=4×5×101 である。 1010 は 4 でも 5 でも割り切れる。 1010=100×108=10000000000. 1010=101q+r とおく (0≤r<101). 1010≡r(mod101) 102=100≡−1(mod101) 1010=(102)5≡(−1)5≡−1≡100(mod101) 1010=4k1 1010=5k2 1010=101k3+100 x≡0(mod4) x≡0(mod5) x≡100(mod101) 20n≡100(mod101) 20n=101m+100 20n≡100(mod101) n≡5(mod101) n=101k+5 x=20(101k+5)=2020k+100 したがって、1010 を 2020 で割った余りは 100 である。 (2) 100桁の正の整数で各位の数の和が 2 となるものは、200…0 または 10…010…0 の形である。 200…0 (先頭に2、残りは0)の場合は、2×1099 である。 このとき、2×1099≡100(mod2020) であったので、この形は条件を満たさない。 10…010…0 の形の場合、1が2つある。 2020 で割り切れる必要があるため、末尾2桁は20の倍数である必要がある。
よって、末尾2桁は00である。
100桁なので、1099≤N<10100。 N=a×10x+1×10y とおく。ただし、x>y である。 N=10x+10y が 2020 で割り切れる。 x,y は 0≤y<x≤99 を満たす。 10x+10y=10y(10x−y+1). 2020=20×101 10y(10x−y+1) が 2020 の倍数であるためには、10y が 20 で割り切れる必要がある。 10x−y+1 が 101 で割り切れる必要がある。 10x−y≡−1(mod101) 102≡−1(mod101) y≥2 なので、x=y+50 の条件を満たす。 y=2,3,…,49 のとき、x=52,53,…,99 y は 2 から 49 までの 48 通りある。