第 n 群の最初の奇数は、それまでの群に含まれる奇数の個数の合計に1を加えたものが奇数列の中で何番目かを表す。 第 n 群の直前までの奇数の個数の合計は 1+2+⋯+(n−1)=2(n−1)n である。 したがって、第 n 群の最初の奇数は、奇数列の中で 2(n−1)n+1 番目である。 奇数列の m 番目の奇数は 2m−1 で表される。 したがって、第 n 群の最初の奇数は 2(2(n−1)n+1)−1=n(n−1)+2−1=n2−n+1 である。 n=10 のとき、102−10+1=100−10+1=91 第 n 群には n 個の奇数が含まれる。したがって、第 n 群の最後の奇数は、奇数列の中で 2(n−1)n+n=2n(n−1)+2n=2n2+n=2n(n+1) 番目である。 したがって、第 n 群の最後の奇数は 2(2n(n+1))−1=n(n+1)−1=n2+n−1 である。 n=10 のとき、102+10−1=100+10−1=109 第10群の奇数は91, 93, 95, 97, 99, 101, 103, 105, 107, 109である。
これらの奇数の和は、91+93+95+97+99+101+103+105+107+109=1000。 または、等差数列の和の公式を使う。第10群の奇数の和は、項数 n=10, 初項 a=91, 末項 l=109 の等差数列の和であり、S=2n(a+l)=210(91+109)=210(200)=1000。 (3) 2009が第何番目の群にあるか調べる。
n2−n+1≤2009≤n2+n−1 を満たす n を探す。 n が整数のとき、n2≈2009 なので、n≈2009≈44.8。 n=44 のとき、442−44+1=1936−44+1=1893。 442+44−1=1936+44−1=1979。 n=45 のとき、452−45+1=2025−45+1=1981。 452+45−1=2025+45−1=2069。 したがって、2009は第45群にある。
第45群の最初の奇数は 452−45+1=1981。 2009が第45群の左から何番目にあるか調べる。
2009は奇数列の中で (2009+1)/2=1005 番目。 第45群の最初の奇数は奇数列の中で 2(45−1)45+1=244×45+1=22×45+1=990+1=991 番目。 したがって、2009は第45群の左から 1005−991+1=14+1=15 番目にある。