平行四辺形ABCDにおいて、$AB = 4cm$, $AD = 10cm$ である。$\angle ABC$ の二等分線と辺ADの交点をEとする。また、頂点Aから線分BEに下ろした垂線と線分BE, 辺BCとの交点をそれぞれF, Gとする。$\angle ABC = a^\circ$ のとき、$\angle BED$ の大きさを求めよ。

幾何学平行四辺形角度二等分線錯角二等辺三角形
2025/6/29

1. 問題の内容

平行四辺形ABCDにおいて、AB=4cmAB = 4cm, AD=10cmAD = 10cm である。ABC\angle ABC の二等分線と辺ADの交点をEとする。また、頂点Aから線分BEに下ろした垂線と線分BE, 辺BCとの交点をそれぞれF, Gとする。ABC=a\angle ABC = a^\circ のとき、BED\angle BED の大きさを求めよ。

2. 解き方の手順

ABC=a\angle ABC = a^\circ であり、BEはABC\angle ABCの二等分線なので、ABE=CBE=a2\angle ABE = \angle CBE = \frac{a}{2}^\circである。
平行四辺形なので、ADBCAD \parallel BC。よって、AEB=CBE=a2\angle AEB = \angle CBE = \frac{a}{2}^\circ (錯角)。
ABE\triangle ABE において、2つの角 ABE\angle ABEAEB\angle AEB が等しいので、ABE\triangle ABEは二等辺三角形であり、AB=AE=4cmAB = AE = 4cm
また、AD=10cmAD = 10cmなので、ED=ADAE=104=6cmED = AD - AE = 10 - 4 = 6cm
AEF\triangle AEFにおいて、AFE=90\angle AFE = 90^\circであるから、FAE=90AEF=90a2\angle FAE = 90^\circ - \angle AEF = 90^\circ - \frac{a}{2}^\circ
AEB=a2\angle AEB = \frac{a}{2}^\circであるから、BED=180a2\angle BED = 180^\circ - \frac{a}{2}^\circ (一直線上)。

3. 最終的な答え

(180a2)(180-\frac{a}{2})

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