一辺が6cmの正方形ABCDがあり、点PはAから出発し、毎秒1cmの速さで辺AB、BC、CD上をDまで移動する。点Qは点Pと同時にAを出発し、点Pと同じ速さで辺AD上をDまで移動し、Dで停止する。点PがAを出発してからx秒後の三角形APQの面積をy cm²とする。 (1) 点Pが辺AB、BC、CD上にあるとき、それぞれyをxの式で表し、xの変域を求めよ。 (2) 三角形APQの面積が12cm²になるときのxの値を求めよ。
2025/6/29
1. 問題の内容
一辺が6cmの正方形ABCDがあり、点PはAから出発し、毎秒1cmの速さで辺AB、BC、CD上をDまで移動する。点Qは点Pと同時にAを出発し、点Pと同じ速さで辺AD上をDまで移動し、Dで停止する。点PがAを出発してからx秒後の三角形APQの面積をy cm²とする。
(1) 点Pが辺AB、BC、CD上にあるとき、それぞれyをxの式で表し、xの変域を求めよ。
(2) 三角形APQの面積が12cm²になるときのxの値を求めよ。
2. 解き方の手順
(1)
① 辺AB上にあるとき:
点Pは辺AB上にあるので、 である。AP = x cm、AQ = x cmなので、三角形APQの面積yは、
よって、。 変域は。
② 辺BC上にあるとき:
点Pは辺BC上にあるので、 である。APを底辺と考えると、高さはAQとなる。AQ = 6 cm。
APの長さは、点Aから点Pまでの距離であり、6 + (x - 6) = x cm。
しかし、三角形APQの面積を求める場合、AQを底辺と考え、頂点PからAQに下ろした垂線の長さはABの長さに等しくなる。AQ = x cm。このとき、三角形APQの面積は、
ただし、QがDに到達するのはx=6のときなので、点PがBC上に存在するのはの範囲となる。
したがって、 (AQ=6で固定される)。変域は。
このときの三角形APQの面積は、。 変域は。
③ 辺CD上にあるとき:
点Pは辺CD上にあるので、 である。AD = 6 cm, DQ = 18 - x (cm)。
である。点PからAQに下ろした垂線の長さはAD=6なので、PCの長さで考える。 PC = x - 12となる。三角形APQの面積は、正方形ABCDの面積から三角形APQを除いた他の三角形の面積を引くことで求められる。
したがって、。変域は。
(2)
① 辺AB上にあるとき:
なので、
② 辺BC上にあるとき:
なので、面積が12cm²になることはない。
③ 辺CD上にあるとき:
なので、
3. 最終的な答え
(1)
① 辺AB上にあるとき:、変域は
② 辺BC上にあるとき:、変域は
③ 辺CD上にあるとき:、変域は
(2)