三角形ABCにおいて、辺BC上に点Dがあり、BD:DC = 3:2である。 (1) 三角形ABDと三角形ADCの面積比を求める。 (2) 線分ADを5:2に内分する点をPとするとき、三角形PAB, 三角形PBC, 三角形PCAの面積比を求める。

幾何学三角形面積比内分
2025/6/29

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、辺BC上に点Dがあり、BD:DC = 3:2である。
(1) 三角形ABDと三角形ADCの面積比を求める。
(2) 線分ADを5:2に内分する点をPとするとき、三角形PAB, 三角形PBC, 三角形PCAの面積比を求める。

2. 解き方の手順

(1) 三角形ABDと三角形ADCの面積比について
三角形ABDと三角形ADCは、頂点Aを共有し、底辺がそれぞれBDとDCである。高さは共通なので、面積比は底辺の比に等しい。
したがって、
ABD:ADC=BD:DC=3:2\triangle ABD : \triangle ADC = BD : DC = 3:2
(2) 三角形PAB, 三角形PBC, 三角形PCAの面積比について
点Pは線分ADを5:2に内分する点なので、AP:PD = 5:2である。
まず、三角形ABCの面積をSとする。
ABD=35S\triangle ABD = \frac{3}{5} S
ADC=25S\triangle ADC = \frac{2}{5} S
次に、点Pは線分ADを5:2に内分するので、
PBD=27ABD=2735S=635S\triangle PBD = \frac{2}{7} \triangle ABD = \frac{2}{7} \cdot \frac{3}{5} S = \frac{6}{35} S
PCD=27ADC=2725S=435S\triangle PCD = \frac{2}{7} \triangle ADC = \frac{2}{7} \cdot \frac{2}{5} S = \frac{4}{35} S
PAB=57ABD=5735S=37S\triangle PAB = \frac{5}{7} \triangle ABD = \frac{5}{7} \cdot \frac{3}{5} S = \frac{3}{7} S
PAC=57ADC=5725S=27S\triangle PAC = \frac{5}{7} \triangle ADC = \frac{5}{7} \cdot \frac{2}{5} S = \frac{2}{7} S
ここで、
PBC=PBD+PCD=635S+435S=1035S=27S\triangle PBC = \triangle PBD + \triangle PCD = \frac{6}{35} S + \frac{4}{35} S = \frac{10}{35} S = \frac{2}{7} S
したがって、
PAB:PBC:PCA=37S:27S:27S=3:2:2\triangle PAB : \triangle PBC : \triangle PCA = \frac{3}{7} S : \frac{2}{7} S : \frac{2}{7} S = 3:2:2

3. 最終的な答え

(1) ABD:ADC=3:2\triangle ABD : \triangle ADC = 3:2
(2) PAB:PBC:PCA=3:2:2\triangle PAB : \triangle PBC : \triangle PCA = 3:2:2

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## 問題の回答

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