円 $x^2 + y^2 = 2$ と以下の直線との位置関係(交わる、接するなど)を調べ、共有点がある場合は、その座標を求める。 (1) $y = x$ (2) $y = x - 2$ (3) $y = x + 3$

幾何学直線位置関係交点接線二次方程式
2025/6/29

1. 問題の内容

x2+y2=2x^2 + y^2 = 2 と以下の直線との位置関係(交わる、接するなど)を調べ、共有点がある場合は、その座標を求める。
(1) y=xy = x
(2) y=x2y = x - 2
(3) y=x+3y = x + 3

2. 解き方の手順

円と直線の位置関係を調べるには、直線の方程式を円の方程式に代入し、得られた2次方程式の判別式を調べればよい。
(1) y=xy = x の場合
x2+y2=2x^2 + y^2 = 2y=xy = x を代入すると、
x2+x2=2x^2 + x^2 = 2
2x2=22x^2 = 2
x2=1x^2 = 1
x=±1x = \pm 1
x=1x = 1 のとき y=1y = 1
x=1x = -1 のとき y=1y = -1
したがって、共有点は (1,1)(1, 1)(1,1)(-1, -1) の2点。
(2) y=x2y = x - 2 の場合
x2+y2=2x^2 + y^2 = 2y=x2y = x - 2 を代入すると、
x2+(x2)2=2x^2 + (x - 2)^2 = 2
x2+x24x+4=2x^2 + x^2 - 4x + 4 = 2
2x24x+2=02x^2 - 4x + 2 = 0
x22x+1=0x^2 - 2x + 1 = 0
(x1)2=0(x - 1)^2 = 0
x=1x = 1
x=1x = 1 のとき y=12=1y = 1 - 2 = -1
したがって、共有点は (1,1)(1, -1) の1点。
(3) y=x+3y = x + 3 の場合
x2+y2=2x^2 + y^2 = 2y=x+3y = x + 3 を代入すると、
x2+(x+3)2=2x^2 + (x + 3)^2 = 2
x2+x2+6x+9=2x^2 + x^2 + 6x + 9 = 2
2x2+6x+7=02x^2 + 6x + 7 = 0
この2次方程式の判別式を DD とすると、
D=62427=3656=20<0D = 6^2 - 4 \cdot 2 \cdot 7 = 36 - 56 = -20 < 0
したがって、共有点はない。

3. 最終的な答え

(1) 交わる。共有点の座標は (1,1)(1, 1), (1,1)(-1, -1)
(2) 接する。共有点の座標は (1,1)(1, -1)
(3) 共有点なし。

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