集合Aは2桁の自然数全体の集合、集合Bは300以下の7と5の公倍数全体の集合である。このとき、$n(A \cap B)$と$n(A \cup B)$を求めよ。ここで、$n(X)$は集合Xの要素の個数を表す。

代数学集合要素数共通部分和集合
2025/6/29

1. 問題の内容

集合Aは2桁の自然数全体の集合、集合Bは300以下の7と5の公倍数全体の集合である。このとき、n(AB)n(A \cap B)n(AB)n(A \cup B)を求めよ。ここで、n(X)n(X)は集合Xの要素の個数を表す。

2. 解き方の手順

まず、集合Aと集合Bの要素を具体的に調べる。
集合Aは、10から99までの自然数なので、その要素の個数はn(A)=9910+1=90n(A) = 99 - 10 + 1 = 90である。
集合Bは、7と5の公倍数、つまり35の倍数で300以下の数である。
35の倍数を小さい順に列挙すると、35, 70, 105, 140, 175, 210, 245, 280となる。
したがって、B={35,70,105,140,175,210,245,280}B = \{35, 70, 105, 140, 175, 210, 245, 280\}であり、n(B)=8n(B) = 8である。
次に、ABA \cap Bを求める。これは、集合Aと集合Bに共通する要素の集合である。
集合Aは2桁の自然数なので、集合Bの要素のうち、2桁のものは35と70である。
したがって、AB={35,70}A \cap B = \{35, 70\}であり、n(AB)=2n(A \cap B) = 2である。
最後に、ABA \cup Bを求める。これは、集合Aと集合Bの要素を合わせた集合である。
n(AB)=n(A)+n(B)n(AB)n(A \cup B) = n(A) + n(B) - n(A \cap B)の関係を利用する。
n(AB)=90+82=96n(A \cup B) = 90 + 8 - 2 = 96である。

3. 最終的な答え

n(AB)=2n(A \cap B) = 2
n(AB)=96n(A \cup B) = 96

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