1から10までの番号札が1枚ずつある。 事象Aを「奇数の番号を引くこと」、事象Bを「7以上の番号を引くこと」とする。 (1) 積事象 $A \cap B$ と和事象 $A \cup B$ を集合で表す。 (2) 事象 $A \cap B$ の確率 $P(A \cap B)$ と事象 $A \cup B$ の確率 $P(A \cup B)$ を求める。

確率論・統計学確率集合積事象和事象確率の計算
2025/6/29

1. 問題の内容

1から10までの番号札が1枚ずつある。
事象Aを「奇数の番号を引くこと」、事象Bを「7以上の番号を引くこと」とする。
(1) 積事象 ABA \cap B と和事象 ABA \cup B を集合で表す。
(2) 事象 ABA \cap B の確率 P(AB)P(A \cap B) と事象 ABA \cup B の確率 P(AB)P(A \cup B) を求める。

2. 解き方の手順

(1)
事象Aは奇数の番号を引くことなので、集合Aは A={1,3,5,7,9}A = \{1, 3, 5, 7, 9\} となる。
事象Bは7以上の番号を引くことなので、集合Bは B={7,8,9,10}B = \{7, 8, 9, 10\} となる。
積事象 ABA \cap B は、AとBの両方に含まれる要素の集合なので、AB={7,9}A \cap B = \{7, 9\} となる。
和事象 ABA \cup B は、AとBの少なくとも一方に含まれる要素の集合なので、AB={1,3,5,7,8,9,10}A \cup B = \{1, 3, 5, 7, 8, 9, 10\} となる。
(2)
全事象は1から10の番号札を引くことなので、要素数は10である。
事象 ABA \cap B の要素数は2なので、P(AB)=210=15P(A \cap B) = \frac{2}{10} = \frac{1}{5} となる。
事象 ABA \cup B の要素数は7なので、P(AB)=710P(A \cup B) = \frac{7}{10} となる。

3. 最終的な答え

(1)
AB={7,9}A \cap B = \{7, 9\}
AB={1,3,5,7,8,9,10}A \cup B = \{1, 3, 5, 7, 8, 9, 10\}
(2)
P(AB)=15P(A \cap B) = \frac{1}{5}
P(AB)=710P(A \cup B) = \frac{7}{10}

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