1. 問題の内容
自然数 に対して、 が6の倍数であることを、数学的帰納法によって証明する。
2. 解き方の手順
(1) のとき、 となり、0は6の倍数であるから、 のとき成り立つ。
(2) のとき、 が6の倍数であると仮定する。すなわち、 (は整数)と表せる。
(3) のとき、 が6の倍数であることを示す。
仮定より、 であるから、
は整数であるから、 は6の倍数である。したがって、 のときも成り立つ。
(1), (2), (3) より、すべての自然数 に対して、 は6の倍数である。
3. 最終的な答え
すべての自然数 に対して、 は6の倍数である。