(1) 放物線 $y = -3x^2 + x - 1$ を平行移動した曲線で、頂点が点 $(-2, 3)$ である放物線の方程式を求める。 (2) 放物線 $y = x^2 - 3x$ を平行移動した曲線で、2点 $(2, 1), (4, 5)$ を通る放物線の方程式を求める。

代数学二次関数放物線平行移動頂点
2025/6/29

1. 問題の内容

(1) 放物線 y=3x2+x1y = -3x^2 + x - 1 を平行移動した曲線で、頂点が点 (2,3)(-2, 3) である放物線の方程式を求める。
(2) 放物線 y=x23xy = x^2 - 3x を平行移動した曲線で、2点 (2,1),(4,5)(2, 1), (4, 5) を通る放物線の方程式を求める。

2. 解き方の手順

(1) 平行移動後の放物線は y=3(x+2)2+3y = -3(x+2)^2 + 3 と表せる。
理由:
y=3x2+x1y = -3x^2 + x - 1 を平行移動した曲線なので、x2x^2 の係数は 3-3 である。
頂点が (2,3)(-2, 3) であるので、放物線の方程式は y=3(x+2)2+3y = -3(x+2)^2 + 3 と表せる。
展開して、一般形に変形すると、
y=3(x2+4x+4)+3=3x212x12+3=3x212x9y = -3(x^2 + 4x + 4) + 3 = -3x^2 - 12x - 12 + 3 = -3x^2 - 12x - 9.
(2) 平行移動後の放物線を y=x23x+cy = x^2 - 3x + c とおく。
この放物線が点 (2,1)(2, 1) を通るので、
1=223(2)+c=46+c=2+c1 = 2^2 - 3(2) + c = 4 - 6 + c = -2 + c.
よって c=3c = 3.
この放物線が点 (4,5)(4, 5) を通るので、
5=423(4)+c=1612+c=4+c5 = 4^2 - 3(4) + c = 16 - 12 + c = 4 + c.
よって c=1c = 1.
矛盾が生じたので、x2x^2 の係数が1とは限らない。
y=x23xy = x^2 - 3x を平行移動した後の放物線を y=x2+ax+by = x^2 + ax + b とおく。
(2,1)(2, 1) を通るので、
1=22+2a+b=4+2a+b1 = 2^2 + 2a + b = 4 + 2a + b.
2a+b=32a + b = -3 ... (1)
(4,5)(4, 5) を通るので、
5=42+4a+b=16+4a+b5 = 4^2 + 4a + b = 16 + 4a + b.
4a+b=114a + b = -11 ... (2)
(2) - (1) より、
2a=82a = -8.
a=4a = -4.
(1) に代入して、
2(4)+b=32(-4) + b = -3.
8+b=3-8 + b = -3.
b=5b = 5.
よって、求める放物線の方程式は y=x24x+5y = x^2 - 4x + 5.

3. 最終的な答え

(1) y=3x212x9y = -3x^2 - 12x - 9
(2) y=x24x+5y = x^2 - 4x + 5

「代数学」の関連問題

次の4つの問題について、方程式または不等式を解く。 (1) $3^{3x+2} = 9^{2x-1}$ (2) $\frac{1}{4^x} \geq \frac{5}{2^x} - 4$ (3) $...

指数対数不等式方程式真数条件
2025/6/29

$x = \frac{\sqrt{5}+2}{\sqrt{5}-2}$、 $y = \frac{\sqrt{5}-2}{\sqrt{5}+2}$ のとき、以下の式の値を求める問題です。 (1) $x+...

式の計算有理化式の値展開因数分解
2025/6/29

与えられた条件を満たす2次関数を求める問題です。 (1) 頂点の座標と通る点の座標が与えられたとき。 (2) 軸の方程式と通る2点の座標が与えられたとき。

二次関数二次方程式頂点連立方程式
2025/6/29

与えられた2つの式を因数分解します。 (1) $(x-1)(x-3)(x-5)(x-7)+15$ (2) $(x+1)(x-2)(x+3)(x-6)+8x^2$

因数分解多項式置換二次方程式
2025/6/29

$a$が正の数であるとき、不等式 $\frac{a}{4} + \frac{9}{a} \geq 3$ を証明し、等号が成り立つ条件を求める。

不等式相加相乗平均証明等号成立条件
2025/6/29

問題は、次の2つの式を展開することです。 (1) $(a-b+c)^2$ (2) $(2x-y-2z)^2$

展開多項式公式
2025/6/29

一次関数 $f(x) = ax + b$ が与えられた条件を満たすとき、定数 $a$ と $b$ の値を求める問題です。

一次関数連立方程式線形代数
2025/6/29

問題は、与えられた式を展開したときにできる項の数を求めることです。 (1) $(a+b+c)(x+y+z)$ (2) $(a+b+c+d)(p+q)(x+y+z)$

展開多項式分配法則項の数
2025/6/29

次の式を展開せよ。 (1) $(2a+b)^2(2a-b)^2$ (2) $(x-2)(x+2)(x^2+4)$ (3) $(a^2-a+1)(a^2-a-1)$ (4) $(x+y-3z)(x-y+...

式の展開多項式因数分解
2025/6/29

問題は、式 $(a+b+c+d)(p+q)(x+y+z)$ を展開することです。

式の展開多項式
2025/6/29