数列の和 $\sum_{k=1}^{n} 2^{k-1}$ を求める問題です。

代数学数列等比数列等差数列一般項シグマ級数
2025/6/29
## 問題9 (1)

1. 問題の内容

数列の和 k=1n2k1\sum_{k=1}^{n} 2^{k-1} を求める問題です。

2. 解き方の手順

この数列は初項1、公比2の等比数列の和であるため、等比数列の和の公式を用います。
等比数列の和の公式は以下の通りです。
Sn=a(rn1)r1S_n = \frac{a(r^n - 1)}{r-1}
ここで、aaは初項、rrは公比、nnは項数を表します。
この問題では、a=1a=1, r=2r=2なので、公式に代入すると、
Sn=1(2n1)21S_n = \frac{1(2^n - 1)}{2-1}
Sn=2n1S_n = 2^n - 1

3. 最終的な答え

2n12^n - 1
## 問題9 (2)

1. 問題の内容

数列の和 k=1n(3)k1\sum_{k=1}^{n} (-3)^{k-1} を求める問題です。

2. 解き方の手順

この数列は初項1、公比-3の等比数列の和であるため、等比数列の和の公式を用います。
等比数列の和の公式は以下の通りです。
Sn=a(rn1)r1S_n = \frac{a(r^n - 1)}{r-1}
ここで、aaは初項、rrは公比、nnは項数を表します。
この問題では、a=1a=1, r=3r=-3なので、公式に代入すると、
Sn=1((3)n1)31S_n = \frac{1((-3)^n - 1)}{-3-1}
Sn=(3)n14S_n = \frac{(-3)^n - 1}{-4}
Sn=1(3)n4S_n = \frac{1 - (-3)^n}{4}

3. 最終的な答え

1(3)n4\frac{1 - (-3)^n}{4}
## 問題10 (1)

1. 問題の内容

数列 1, 2, 5, 10, 17, ... の一般項を求める問題です。

2. 解き方の手順

階差数列を考えます。
数列の差を取ると、1, 3, 5, 7, ... となります。
これは初項1、公差2の等差数列なので、一般項は 2n12n-1 となります。
元の数列の一般項を ana_n とすると、
an=a1+k=1n1(2k1)a_n = a_1 + \sum_{k=1}^{n-1} (2k-1)
a1=1a_1 = 1 なので、
an=1+k=1n1(2k1)a_n = 1 + \sum_{k=1}^{n-1} (2k-1)
an=1+2k=1n1kk=1n11a_n = 1 + 2\sum_{k=1}^{n-1} k - \sum_{k=1}^{n-1} 1
an=1+2(n1)n2(n1)a_n = 1 + 2 \cdot \frac{(n-1)n}{2} - (n-1)
an=1+n(n1)(n1)a_n = 1 + n(n-1) - (n-1)
an=1+n2nn+1a_n = 1 + n^2 - n - n + 1
an=n22n+2a_n = n^2 - 2n + 2
an=n2nn+1+1a_n = n^2 - n - n + 1 + 1
an=(n1)2+na_n = (n-1)^2 + n
確認:
n=1n=1のとき、a1=1221+2=1a_1 = 1^2-2*1+2=1
n=2n=2のとき、a2=2222+2=2a_2 = 2^2-2*2+2=2
n=3n=3のとき、a3=3223+2=5a_3 = 3^2-2*3+2=5
n=4n=4のとき、a4=4224+2=10a_4 = 4^2-2*4+2=10
n=5n=5のとき、a5=5225+2=17a_5 = 5^2-2*5+2=17
別の解法:
数列をみると、n2n^2に近いことがわかる。
n=1n=1のとき、12=11^2=1
n=2n=2のとき、22=42^2=4
n=3n=3のとき、32=93^2=9
n=4n=4のとき、42=164^2=16
n=5n=5のとき、52=255^2=25
それぞれとの差は、
0, 2, 4, 6, 8, ...
これは、2(n1)2(n-1) なので
an=n22(n1)=n22n+2a_n = n^2 -2(n-1) = n^2 -2n + 2

3. 最終的な答え

n22n+2n^2 - 2n + 2
あるいは
(n1)2+1(n-1)^2 + 1
あるいは
n22n+2n^2 -2n + 2

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