与えられた数列の階差数列を考えます。階差数列とは、隣り合う項の差をとってできる数列のことです。
与えられた数列を {an} とすると、 a1=3,a2=6,a3=11,a4=18,a5=27,… です。 階差数列 {bn} を計算します。 b1=a2−a1=6−3=3 b2=a3−a2=11−6=5 b3=a4−a3=18−11=7 b4=a5−a4=27−18=9 よって、階差数列 {bn} は 3,5,7,9,… となります。 この数列は等差数列であり、初項は 3、公差は 2 です。 したがって、bn=3+(n−1)⋅2=2n+1 となります。 数列 {an} の一般項は、 an=a1+∑k=1n−1bk (ただし、n >= 2) で求められます。
∑k=1n−1bk=∑k=1n−1(2k+1)=2∑k=1n−1k+∑k=1n−11 =2⋅2(n−1)n+(n−1)=n(n−1)+(n−1)=n2−n+n−1=n2−1 したがって、an=a1+∑k=1n−1bk=3+n2−1=n2+2 (ただし、n >= 2) n=1 のとき、a1=12+2=3 となり、これは与えられた数列の初項と一致します。 よって、全ての n に対して、an=n2+2 となります。