直線 $y = \frac{1}{\sqrt{3}}x + 1$ とのなす角が $\frac{\pi}{4}$ である直線で、原点を通るものの、方程式を求めよ。

幾何学直線角度傾き三角関数方程式
2025/6/29

1. 問題の内容

直線 y=13x+1y = \frac{1}{\sqrt{3}}x + 1 とのなす角が π4\frac{\pi}{4} である直線で、原点を通るものの、方程式を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、与えられた直線の傾きを m1m_1 とすると、
m1=13m_1 = \frac{1}{\sqrt{3}}
求める直線の傾きを mm とすると、2つの直線がなす角 θ\theta は、
tanθ=mm11+mm1\tan \theta = \left| \frac{m - m_1}{1 + m m_1} \right|
で与えられます。問題より、θ=π4\theta = \frac{\pi}{4} なので、
tanπ4=1=m131+m13\tan \frac{\pi}{4} = 1 = \left| \frac{m - \frac{1}{\sqrt{3}}}{1 + m \frac{1}{\sqrt{3}}} \right|
絶対値を外すと、
m131+m13=1\frac{m - \frac{1}{\sqrt{3}}}{1 + m \frac{1}{\sqrt{3}}} = 1 または m131+m13=1\frac{m - \frac{1}{\sqrt{3}}}{1 + m \frac{1}{\sqrt{3}}} = -1
(i) m131+m13=1\frac{m - \frac{1}{\sqrt{3}}}{1 + m \frac{1}{\sqrt{3}}} = 1 のとき、
m13=1+m3m - \frac{1}{\sqrt{3}} = 1 + \frac{m}{\sqrt{3}}
3m1=3+m\sqrt{3}m - 1 = \sqrt{3} + m
(31)m=3+1(\sqrt{3}-1)m = \sqrt{3} + 1
m=3+131=(3+1)2(31)(3+1)=3+23+131=4+232=2+3m = \frac{\sqrt{3} + 1}{\sqrt{3}-1} = \frac{(\sqrt{3}+1)^2}{(\sqrt{3}-1)(\sqrt{3}+1)} = \frac{3 + 2\sqrt{3} + 1}{3-1} = \frac{4 + 2\sqrt{3}}{2} = 2 + \sqrt{3}
(ii) m131+m13=1\frac{m - \frac{1}{\sqrt{3}}}{1 + m \frac{1}{\sqrt{3}}} = -1 のとき、
m13=1m3m - \frac{1}{\sqrt{3}} = -1 - \frac{m}{\sqrt{3}}
3m1=3m\sqrt{3}m - 1 = -\sqrt{3} - m
(3+1)m=13(\sqrt{3}+1)m = 1 - \sqrt{3}
m=131+3=(13)2(1+3)(13)=123+313=4232=2+3m = \frac{1-\sqrt{3}}{1+\sqrt{3}} = \frac{(1-\sqrt{3})^2}{(1+\sqrt{3})(1-\sqrt{3})} = \frac{1 - 2\sqrt{3} + 3}{1-3} = \frac{4 - 2\sqrt{3}}{-2} = -2 + \sqrt{3}
求める直線は原点を通るので、それぞれの場合の直線の方程式は、
y=(2+3)xy = (2+\sqrt{3})xy=(2+3)xy = (-2+\sqrt{3})x
となる。

3. 最終的な答え

y=(2+3)xy = (2+\sqrt{3})xy=(2+3)xy = (-2+\sqrt{3})x

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