(1) 平行六面体の体積は、3つのベクトルで作られる行列式の絶対値で求められる。
V=∣det(OA,OB,OC)∣=−12−31−2−3−1−23 行列式を計算する。
V=∣−1((−2)(3)−(−2)(−3))−1((2)(3)−(−2)(−3))+(−1)((2)(−3)−(−2)(−3))∣ V=∣−1(−6−6)−1(6−6)−1(−6−6)∣=∣−1(−12)−1(0)−1(−12)∣=∣12−0+12∣=∣24∣=24 (2) 平行四辺形の面積は、2つのベクトルの外積の大きさで求められる。
OA×OB=(2)(−3)−(−2)(−3)(−3)(1)−(−1)(−3)(−1)(−2)−(2)(1)=−6−6−3−32−2=−12−60 S=∣OA×OB∣=(−12)2+(−6)2+02=144+36=180=65 (3) 平面Hの法線ベクトルは OA×OB=−12−60。簡単のため、n=210 を法線ベクトルとする。 平面Hの方程式は 2x+y+0z=0。 点Cからの距離hは、
h=22+12+02∣2(−1)+(−2)+0(3)∣=4+1∣−2−2∣=54=545 (4) OD=sOA+tOB+uOC OA,OB,ODが生成する平行六面体の体積Wは、 W=∣det(OA,OB,OD)∣ W=∣det(OA,OB,sOA+tOB+uOC)∣ 行列式の性質より、
W=∣sdet(OA,OB,OA)+tdet(OA,OB,OB)+udet(OA,OB,OC)∣ 同じベクトルが2つ以上含まれる行列式は0なので、
W=∣udet(OA,OB,OC)∣=∣uV∣ よって、 ∣u∣=VW.